マーダーミステリー「この慟哭は届かない」プレイ感想

1月14日、オンラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

kamihoshi.booth.pm

上星様制作の「この慟哭は届かない」です。

プレイヤー人数は5名、GMレス可能。

使用したツールはユドナリウムとディスコードで通話形式でした。

 

最初に、結論から。

こちらの作品すごいです。私は、本当に感動しました。

作品の内容も、購入したセットに入っているものについても。

 

で、それを書いておきながら、今からお前そんなこと思っていたのかということを

書くのですけれども、メインビジュアルを見て…な、なんかこう…手とか目元の涙とか

その…すごく性的だなって思ってました!!!

はぁ、すみません。でも本能的な感想はでてきてしまうんです、抗えないんだ。

私自身、絵の分野は全くなので本当素人目線なのですが、中性的でビジュアルの人物も

好みでしたし、慟哭の文字がズバッと切れてるの最高にかっけぇ!!!という単純な

感想で申し訳ないのですが、確かに刺さりました。

 

販売ページに記述あることについては、例の如くこちらでもネタバレではないかなと

思い話してしまうのですけれども、入っているものがとにかく豪華です。

ユドナリウムも待機部屋(慣れてない人が練習できる)と実際のゲームで使う部屋の

2セット入っておりますし、オフラインで使える画像データも同梱。

そして、初めてオンラインマーダーミステリーで遊ぶ人向けの解説も入っております。

本当に手厚くディスコードの使い方やユドナリウムの開き方も記述あり。

 

私はこちらはGMレスで遊び、進行役をさせていただいたのですが、GMレスでも

進行がしやすいように、迷わないようにという心遣いがいたるところに感じられる

ルールブックでした。

 

シナリオの導入部分として、とある研究所で博士とロボットが暮らしており、博士の

死体が発見されて容疑者がロボットという感じです。

プレイヤーはこのロボットから選択して話し合っていく、という。

私は今回管理ロボを担当させていただきました。

 

このシナリオのシステムには、独自のものはあります。

でも、それをGMレスでもやりやすいように、ルールブックに記載があるので、本当に

困ることなく進めることができました。

途中で、うわ…マジで、ええええええあああああ、へええええ!!!!!すごい…って

なるところがありました、個人的には。

 

ロボットのロールプレイもすごい楽しく遊んでいたのですけれども、それを上回るこの

シナリオのつくりこみにゲーム途中から感動してしまっていまして。

 

全体的に何回も言うのですが、とにかく手厚い!!!ユドナリウムも丁寧ですし、

全てが判断材料として存在している感じもすごい。

終わったあとの感想戦のときに、真相とか道筋についてもしっかりと記述があるので、

ここはどうなんだろ…となることが私はなかったです。

感想戦をするときに真相や道筋の記述がしっかりあるものが同梱されていると、それに

沿って、今回はこうだった~とかそういう話もできて盛り上がりますし、隙がなかった

作品だと思いました。

 

制作者の方のあとがきについても、すごく同意する点が私は一つありました。

これはこちらではお伝えすることができないのですが、そう、それ…!私もそれは

こうして遊んでるなかでよく思ってた…!ということが記述されていました。

 

さらに、この手厚さにトドメがきます。

購入者限定の短編小説が同梱されております。

終わったあとに読んでみたのですが…はぁ、たまらない…と、読みながらついさっき

まで自分達で遊んだゲームの展開を思い出したりもしました。

この小説も、遊んだあとだとすっと頭に入ってくる読みやすい小説でした。

感想はたくさん言いたいのだけれども、これはもう是非遊んでほしいですし、小説も

読んでほしいので購入をオススメしたいです、本編遊んで面白いと思ったら小説まで

セットで味わってほしい。

 

一緒に遊んでくださった方も、ロールプレイがロボロボしていて面白かったです。

オンライン向けのマーダーミステリーで面白いものや重量級のものはここ最近結構

遊んでいました、どれもそれぞれのよさがあって楽しく遊んでおります。

こちらの作品も、作品としてもすごく凝っている部分があるなと感じています。

他の作品との比較というのは私はしたくはないのですが、比較とかではなくて、GMが

いる場合はGMへの、進行役をプレイヤーが兼任するならその役への説明の完成度は

本当に高くてベスト作品だ…!って私自身は感じました。

 

同卓してくださった皆様、ありがとうございました!

本当に素敵な作品に出会えてよかったな…ストーリー内容やプレイ時間やシステムも

ずっしりくる感じで、この重量がとても幸せです!