１１月３日、謎解き公演にソロで参加いたしました。
１６時３０分からの回でした。
遊んだ作品はこちら。
ＳＣＲＡＰ様制作の「崩れゆく空中都市からの脱出」です。
１チーム４人、それ以下の人数で来場した場合は他の人とチームをその場で組んで参加
という形式なのでソロで参加する人にも安心かと思います。
が、今回私はチームメンバーについてはオブラートに包んで「人格がありえない人
たち」とあたってしまいまして、そのことについての愚痴は書いておこうかなと思い
ます。
なので後半あまり気分がいい話ではないですね！
とはいえ、最初は感想をちゃんと書いていこうかと。
公演の内容については素晴らしいなと思ったので！
今回の公演は特に何か既存の作品とコラボしたものではなくオリジナル公演。
イグノス人の残した空中都市を調査していこうという内容なのですが、今までの
ＳＣＲＡＰさんの謎解きにはない傾向だったんじゃないかなと思います。
紙の上で謎解きをしていくというよりは、会場内を調査して手に入れた情報を組み合わ
せて整理して、もしかしたらこういうこともできるんじゃないかと発想を広げていって
実際に試していくという仮説をたててそこから検証していくというひらめきも必要
ながら体験要素は強かったと思います。
体験要素が強いといっても、ただ調査員として進んで物語を体験していくというよりは
発想を働かせて疑問点を解決していかないと先には進めないのでそのあたりは謎解き
要素があります。
いつもＳＣＲＡＰさんで遊んでいる方は普段の謎解きの感覚でいくと戸惑う方もいらっ
しゃるかもしれないですし、求めていたものと違うってなるかもしれないですが、私は
今回の謎解きの傾向はすごく楽しめるものだったと思っています。
謎解きに必要なのは主に役割分担と情報共有が大事と思って今までやってきています
が、今回の公演に必要なのは少し定義としては違うかもしれませんが「議論」だったな
と思いました。
「これが～でしたよ」という情報共有ももちろん大事ですが、「これは～かもしれ
ない」「これは～できるかもしれない」という自信があるわけではないけれど思い
ついたことは議論する内容として話の場に出していくことが成功へ繋がる道だったかな
と思いました。
すごく素敵な公演で、原宿店さんといえば公演のたびに楽しみにしているものがあるの
ですが、今回も素晴らしいアートがありました。
入り口の階段の上と、店内にあるのですがこのアートが今回はどんな感じかなぁと期待
していました。
メインビジュアルの時点で好きだったのでどういうアートになるか気になっていて、
実際に目にしたら想像以上の大作でした。
チョークアート…というやつだと思うのですけれども、きっと原宿店さんには職人さん
がいらっしゃるんだな。
原宿店のスタッフさんは声も聞き取りやすく、作品への没入感も深めてくださるような
助言の仕方をしてくださるので、とても好きです。この日の司会の方もすごく調査隊
っぽい感じが伝わってきて好きだったな。
（スタッフさんの名前を覚えるのが壊滅的に苦手で有名な方であっても実は全然わから
ないです、すみません）
あと、主題歌！まさかの志方あきこさんだった。
しかも書き下ろしだった、豪華すぎないか…？音楽が流れたときの会場の空気、特に
ざわざわっとしたりしなかったので知らない方は知らないのかもしれないですが、
一部に熱狂的なファンがいる方だと思っています。
私もそこまでではないですけれども、声の質がとても好き。
大音量で聴けて嬉しかったですね、書き下ろしなだけあってぴったりの歌詞でした。
そんな素敵な公演だったのですが、メンバーだけは外しました。
前の予定がおしていたのでかなりギリギリに到着した時点で覚悟はしていました。
４人チームの場合は早くいけばいくほどソロ同士で組みやすいと思っています。
大体ソロの人ははやめに来る！！！
最初の方でない時間にソロでくると３人のところの埋め合わせになるわけです。
今回もそうでした、まぁそれは時間がおしたので仕方がないことなのですが。
私がほとんどソロ参加をするからすごくお気持ち的なことを言ってしまうのですけれ
ども、誰かと一緒に参加したときに同じチームメンバーがソロの場合は一緒にきた人と
だけ話すということをできる限り避けています。
ソロの人が話したくなさそうな雰囲気を出していたら別ですけれども、テーブルに合流
したときになんとなくの会釈だったり「よろしくお願いします」で喋るの問題ないか、
できればそういうのもしたくないかって雰囲気でわかるかなと思っていて、喋るの問題
ない人だったら一緒に参加した人も含めて会話を開始前ではしています。
コミュ強ではありません、コミュ障だからこそソロの人の疎外感をなくしたいみたい
なのがあります。
大体話す内容なんて「結構人いますね」「今回の題材面白そうですね」「結構参加され
ているんですか？」とかそんなテンプレート会話ばかりしますけれども。
それがあるだけでソロ参加をしている身、少なくとも協力して解きたいと思っている
自分は嬉しいですし、この人たちと頑張るぞー！って気持ちになりますね。
今回はそういうのは一切なくて、合流したあとは私以外の３人が話している状態。
これ、ソロの方から話を振るのはかなり難易度が高いので、この時点であっ…これもし
かしたら満足に謎解きはできないだろうなっていう覚悟を決めていました。
実際始まると情報共有はしてくれないのですが、とくに抱え込むということはなく
こちらはこちらで情報を見ることはできたのできっとこれはこうなんだろうなとか頭の
中で考えを巡らせることはできる状態だったのはまだよかったかなと思います。
全然情報も見せてくれないとかであればそれこそ無駄金（今回主題歌を聴けただけでも
全然無駄ではないですが）はたいたなって思ってしまったかもしれないので。
今回、私が一番それはないだろ…って思ってしまったのは、他の参加者の陰口的な
ことを堂々と会場で言うあたりがどうなんだ…？って思ってしまいました。
内容はふせますが、自分たちとは違うチームの人の容姿についてとかこそこそ話して
いて、いや、別にそれを止めたりしないけれどもせめて会場じゃなくて終わったあと
どっかの打ち上げ場ででもしてろよ…ってなっていました。
謎解き中というよりはチェックポイントで並んでいるときにこそこそ話す感じ。
悪口とは別かもしれないですが、私もよくソロで参加する身なので同じチームの方に
「よくお一人で参加されるんですか？」って問いはされることはあります。
でも、これは前述したとおり開始前のコミュニケーションの一つだと思っているので
「一緒にいく人いないから一人で参加ばかりしてますね！」が本音ではありますが
「なかなか予定を合わせるのが難しくて空いた時間を有効活用もしたいですし、一人で
ふらっときてたりはしますね～」みたいな回答を返してゲーム前のコミュニケーション
をするようにはしています。
これはむしろ話しかけてくれてありがとうって思っているので嬉しいことではあるの
ですが、そうではなくてたまに「あの人一人で来ている……」って謎解きじゃなくても
こそっと聞こえてくるときは正直ありますね。
まぁそのときに（聞こえてるが？言うなら聞こえないようにしろよ、喀血して爆ぜろ）
って思ってますが、それを口に出したりはせずにやり過ごしています。
が、気分はよくないなって思っているので、本当に聞こえている時点でアウトだなぁ
って。
それもあったんで、この人たちを脱出成功させたくないなって気持ちがすごく強くて。
最後の方で成功するためのことはわかっていたのですが、ギリギリまで言うか言わ
ないか迷っていました。
でもこの公演が自分はすごく面白い公演だなって思ったので、最後の最後でこうかも
しれないですねって言ってしまって結果的に脱出は成功してきましたが。
自分自身は根拠もわかっていての脱出だったのですっきりしていましたが、他の人は
そうじゃなかったかもしれない。
ということで、長々と愚痴も書いてしまったのですが。
今回の公演はメンバー失敗したけれども、公演内容としてはとても楽しく遊べました。
こういった傾向のものがまたあったらいいなぁって期待もしたいです。
ありがとうございました！！！
