12月7日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。
遊んだ作品はこちら。
りにょり様・じる様製作の「燔祭のジェミニ」です。
プレイヤー人数は7名。
場所はクインズワルツ高田馬場店さんにて。
GMはりえぞーさん。
この感想なんですけれども、わりと本当に失礼なことばかり並べます。
本当に直感的にそう思ったという正直なことを書いているので、許してください。
今回、このあとの予定との関係もあってフォロワーのりゅぁさんに何か貸切しませんか
とお声がけいただいたのがきっかけ。
そして、対象となったのがこちらの作品だったので、この作品がどうしてもやりたくて
というよりはその時間枠で体験できそうでまだ体験していないシナリオ……という感じ
でした、私は。
おそらく、この貸切で実現しなかった場合、なんか新作出てるんだな~オープン公演で
参加できるときに参加はしてみるか~ぐらいの気持ちだったと思います。
食わず嫌いはよくないなと思っているので、とりあえず遊んでみよう!という気持ちは
あるものの、第一印象が自分が好きだな~楽しそうだな~!ってわくわくするタイプの
作品ではありませんでした。
新作発表!ってなったときに「これやりたーい!」ってなるあの感覚。
それが私はこの作品にはありませんでした。
どうしてなかったかということを考えれば、キャラを前面に押し出すタイプで作品の
ストーリー自体はふわっとしている感じのものだったりしないかな……とビジュアル
から先入観を持っていたのはあります。
また、物語を体験することを重視している作品の気配もすごく感じていた。
それが嫌いなわけではないですし、そういう作品でもハマるときはハマるのですが、
ハマらない場合の多くは「ほらこれ、エモいでしょ!エモを感じて!」っという主張が
激しい作品だとハマらない。
エモいというものを拒絶しているわけではなく、自然発生したものでなければだめだ
って思っていて、用意されているものだとなんだかなぁ……となってしまうのと、なお
かつそれを受け入れることが強制な空気を出されると冷めてしまう。
本当に失礼ながらその気配を感じていたこともあり、体験したあとの感想としてきっと
好きな人はいるかもしれないけれど、私は合わないなぁ……ってなるのでは?と予想
してしまってはいた。
とはいえ、いざ遊ぶとなったらまずは全力で臨まなければ!
全然違うことになるかもしれないし、そんなのこれから体験するんだからわからない
ものだし!と意気込んで会場へ。
最初のあらすじを聞いて、キャラ紹介を聞いて……あーーー……なるほど、なるほどね。
そういうタイプのストーリーなのか……と、実はここで認識。
事前情報を何も見ていっていません、見ていったのはメインビジュアルだけでした。
なかなかにすごい設定の世界で病気の治療のために臓器移植するクローンとして生活を
していくなかで物語が動いていく……というもの。
おいおい、倫理観がすごいことになってんな……と思いながら、この時点でなんとなく
展開は察するものがある。
そうなるかは別として、クローンをテーマにしたものであれば、こういう展開か…?と
想像するものなんかはある人も多そうだなぁと。
キャラクターについては紹介の段階で名前とどんなタイプの性格かの公開情報があり
ます、これでやりやすいキャラやってみたいキャラの目星をつけるのもいいかもしれ
ません、もちろん外見で選んでもいいかと。
で、特別やりたいなぁと思うキャラもおらず、最初は誰でもいいにして、残ったなかで
このキャラはちょっと私はあまり相性よくなさそうだなというキャラが残っていたので
2回目は希望を提出しました。
そして、担当したのがこちらのキャラ。
ソラユキです。
公開情報としては「冷静沈着で口数が少ないクールタイプ」とのこと。
マーダーミステリーなので何か話し合うべきことが起きることには起きるのですが、
それについて思ったのが思っていたよりマーダーミステリー要素がしっかりとあるなぁ
って思いました。
何度も書きますが本当に失礼だとは思っています、キャラ同士の心情部分についての
話し合いばかりにならずに考えなければいけないこと、秘密にしたいことなどそれぞれ
のキャラにしっかりと行動指針はありそれに沿えば自然と話し合いは進んでいき話題は
途切れないようになっていたと思います。
私は普段は駆け引きだったり、議論中はキャラ同士の関係性によっては緊張感高まって
ギスったりするのも好きなのですが、この作品はそういうのは苦手だよって人向きでは
あると思う。
他の人の考えをなんとかして変えさせるために動かないと!とかそういうのよりは、
作品のなかでこのキャラはこの現状だとどういう考えにいたってどういう行動をする
だろうという、自分のキャラを自分なりに理解していくのが好きな人向けです。
だからこそ、自分が担当するキャラを自分が好きになれないとつらいと思う。
選んでハンドアウトを読んだとき「な、なんだこのキャラ……ちょっとわからん……」
ってなってしまうと、プレイヤーが作品から取り残されやすいタイプの作品だったなと
思うので、公開情報をみて慎重に決めた方がいいと思います。
そういう意味では貸切で事前配役をするのはミスマッチを防ぐもしくはミスマッチして
しまっても自分で選んだのであれば納得せざるを得ないということにはなる、のかも。
私は最初に思っていたより全然楽しく遊ぶことができたと思います。
あとは、作風というよりはクローンってテーマが好きなのもあるのかもしれない。
そして事前の心構えはやっぱり大事、バチバチ議論で戦いにきたわけじゃなくて今回は
物語を体験するつもりで…!って自分の意識ベースを変えてもっておくことが大事だと
実感しました。
オススメできるなぁという人は、キャラ同士の関係性についての話が好きな人、状況に
よってどう考えるかというのを悩み、その悩んでいるときが悩んでいても楽しいなと
思える人、クローンをテーマにした作品が好きな人といったところ。
オススメできないのはただ推理や状況を理解したいという人、勝ち負けがしっかりつく
ゲーム性が強い作品でないとだめだという人、電子ゲームの一本道シナリオが好きでは
ない人でしょうか。
また、こういう物語体験が強い作品を私が最近あまり遊んでいなかったこともあって
楽しく遊べたのもあると思います。
このタイプが連続すると胃もたれを起こすような感覚になりますが、たまにであれば!
でも矛盾したことも書くんですけれど、思ったよりマーダーミステリーしているなと
思いつつ、物語が終幕に向かうにつれて、マーダーミステリーというよりはこれは今
ストプレにいつの間にか切り替わったのか……?とはなった。
めちゃくちゃ面白い、みんなやってくれーーー!!!というところまでは私はいっては
いないけれど、なんか思っていたより私も楽しめたな!?という感じでした。
楽しむぞ!って心持って臨むの本当大事だな………。
同卓してくださったメンバーもほとんどの方がプレイヤー部分を議論中は出さずに会話
してくださる方だったので、楽しく遊べたと思っております。
GMのりえぞーさん、同卓の皆様ありがとうございました!
機会がありましたらまたよろしくお願いいたします。