マーダーミステリー「この闇をあなたと」プレイ感想

5月26日、オンラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

booth.pm

さくべえ様製作の「この闇をあなたと」です。

プレイヤー人数は6名、GM様必須。

使用したツールはディスコードとココフォリアで通話形式で遊びました。

 

こちらの作品がリリースされた頃、私のTLでもとても話題になっていたのですが

直近はもうすでに色々と予定が埋まっておりオープン募集に滑り込む日程もない。

そんななかでフォロワーのイレンさんの募集に応募させていただきました。

正直なところ、この募集形式で声がかかることが驚くほどないので期待せずにもしお声

かけていただいたら嬉しいかなぐらいの気持ちで待っていたら、お声がけいただき

まして。

本当になかなかないのでまずそこが嬉しかったのと、ご一緒する方々がお久しぶりの

方もいらっしゃって始まる前から楽しく遊べそうだなと思っておりました。

 

今回の作品、boothを確認したところ心情&思考重視とあったので配役希望の

候補を考えるときにその点をすごく気にしながら出していました。

心情と思考がプレイヤーと近ければ近いほど演技としてのロールプレイがはがれて役割

ばかりを考えてプレイヤーとしてになりがちなところがあるので、それだったら普段

自分がやらないような自分と心情や思考が遠そうだなと思うキャラで希望を提出した

方が役割も考えながら演技の部分も楽しみつつ遊べるかもしれないと思って提出いたし

ました。

あと単純に高難易度って書かれるとチキるので選べない……!

高難易度って書かれると「おっ、気になる…!」と率先していく人も多いだろうなと

希望が被るのも避けたいというところもあって今回は避けていました。

しかし、見た目だけなら好きだ!あと私はおじさんキャラのロールプレイが好きだ。

 

私は今回こちらのキャラを担当いたしました。

少女アリスです。

本当に私が普段だったら選ばないな…?というところ。

ただ、遊び終わったときにはアリスでよかったなという気持ちがすごく強かった。

 

舞台は中世のような世界であり悪魔が存在している。

少し現実とは違うような世界観。

そんな世界の館に人々が集まって夜が明ければ密室で死体がみつかる……そんな特に

複雑なこともないとてもわかりやすいところから作品は始まっていきます。

 

ゲームシステムやルールもとてもシンプルでわかりやすい。

プレイヤーがキャラとして議論をしていくなかで「そういえば、これってどうすれば

いいんだっけ……?」って思う瞬間キャラの思考からプレイヤーの思考にシステム的な

意味で戻るというのはマーダーミステリーだと無意識にあることだと思うのですが、

今回はそういうこともなく実にシンプルなシステムだったと思います。

 

難易度は中難易度~高難易度とありますが、これは正直なところその卓に集まった

プレイヤーの経験によってかなり大きく振れると思う。

あまりマーダーミステリーを遊んできていない方であれば難しく感じるかもしれない

ですし、ある程度遊んでいる方で思考がうまくはまっていけば難易度はそれほど高く

ないと感じるかもしれません。

今回は結構マーダーミステリーを遊ばれている方が集っていたのと、私自身も難易度は

そこまで高くないな……?という感覚でした。

 

そしてエンディングで自由ロールプレイあり、バッドエンドにいたる可能性あり。

このあたりは好みの問題だと思います。

私はこれがとても好き、特に前者の部分が。

エンディングで今まで議論していた内容からかけ離れたものが描写として用意されて

しまっていると「そういうつもりじゃなかったんだけど…」という解釈違いが起きる

可能性というのは低くないと思いますし、実際にありました。

完全に全てが自由ロールプレイでなくても、最初と最後が決まっていてその間はどう

自由にやってもよく、落としどころだけこうなるようにみたいな指針があればそれまで

そのキャラとしてどう動いてきたかということをふまえて自由にできるのは嬉しいなと

思います。

自由ロールプレイをするのが苦手だという方もいらっしゃると思うので、落としどころ

があるだけでも違うと思う、最終的にはこう収束するように……みたいなものが。

この自由ロールプレイはいわゆる解釈違いを防ぐのにとても効果的だと思っていて私は

好きな要素の一つでした。

またバッドエンドについては、おそらくハッピーエンドが大好きだ、ハッピーエンド

でないと悲しい!という方もいらっしゃるんだと思います。

ただ、これも私はバッドエンド王国の住人なので、納得しているならバッドエンドに

いくのも全然ありだ!!!みたいな気持ち。

 

そういった考えもあって、作品全体をすごく楽しめたと思っています。

バチバチに議論をしてつめてつめられてといういかにもゲームをしているという感覚

ではなく、今回は色々と考えることなどがそれぞれあり究明しようとしながらも各々

今どう考えているかという人の思考と感情が混ざってひとつの終着点にたどり着いた

という感覚。

どちらかというとゲーム性が強いものが好きではあるのですが、たまに今回のような

作品を味わうとその余韻は結構残りますね。

 

オススメは万人向けではあると思います、遊び慣れていない方でもルールはシンプル

なので遊べるとは思いますが、初めてには向かない。

とにかく目標の点数が第一だ!それがキャラの目標ならそのために全てを犠牲にして

でも頑張る!!!というゲーム性の部分を極端に追い求める方は相性はあまりよくない

かもしれません。

私もちょっとその傾向はあるのですが、boothのシナリオ傾向のところをみて遊ぶ

前の心構えをつくっておいたので今回の作品の世界を楽しく遊びきることができたと

思っています。

 

GMは今回はじめましてのふぶきさんでした。ありがとうございました。

同卓してくださった皆様もありがとうございました!

また別の卓でご一緒できましたら嬉しいです。