マーダーミステリー「或ル胡蝶ノ夢」プレイ感想

8月24日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

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コノハナストーリー様製作の「或ル胡蝶ノ夢」です。

プレイヤー人数は8名、場所はクインズワルツ高田馬場店さんにて。

今回はオープン公演に参加させていただきました。

 

最初に書いてしまうのですが、感想辛口です。

何かしらでこのブログにたどり着いた方でこの作品好きだよという方はそのときの

思い出をもったまま読まない方がいいかなと思います。

あとこれもいい機会なんで書いてしまうんですけれど、私は自分が合わなかったなと

いう作品を他の方(特にそこまでのことを話す仲ではないなと思っている方)と個人的

にDMなどで話をするのが嫌いな人間なので、そういうDMには限りなく建前塩対応

ですし面倒くさいリストに入れています!

今回もだし、今回に限らず実は結構あるのでそろそろ明言しておこうかと。

いきなり毒から始まってすみません、でもこの先も今回の感想は辛口なのでこの調子

です!

 

とはいえね、いい部分ももちろんあって遊んでいた時間の雰囲気はとてもよくてご一緒

した方々とは楽しい時間は過ごせたのでまずはそちらから書いておこうと思います。

オープン公演だったのではじめましての方同士でペアだったり、ほとんどの方がはじめ

ましてだったりという回でした。

今回初マダミスという方もいらっしゃったりしたのですが、すごく頑張っていらして

それもあってその場で終わったあとにマイナスな感想は言わない方がいいなと思って

いました、自分が合わないって思っているものも人にとっての楽しいになっている

ことがあるのは普通だということを忘れちゃいけないなって。

 

GMはマツケンさん。

人を覚えるのが苦手な私もマツケンさんはもう覚えました。

クインズワルツさんだったり他でもGMを何度かしていただいていて、推しGMさん

なのですが今回もとても安定した進行をしていただいたと思います。

この作品を全力でプレイヤーの方々が楽しめるようにと頑張ってくださっているのは

とても伝わってきました。

 

ところで、私はもうこの感想は毒もあるしこれから辛口なことも書いてしまうので、

それならこの記事のなかはとことんだ!という気持ちでいるのですが、この作品が

リリースされたときかなり話題になっていて、普段貸切企画を当初は主催をしていな

かった私も主催してぇぇぇ!!!って思うぐらいでした。

なぜ主催をしたかったかというと一目見てやりたいキャラクターがいたから。

そして衣装合わせのために衣装を買ったり揃えたりするぞ!という気持ちも正直あり

ました、私は普段はあまり衣装合わせしないで着の身着のままで気軽にいけるのがいい

と思っている方ではあるのですが、それでもこれは衣装着たいなと思える役があった。

そして、貸切を主催することでその役をいただいて……という目論見があったのです。

その貸切の企画を一緒にやろうとした方とは生活形態が違っていたのでなかなか予定が

合わず、そんななかとあることで私がキレ散らかす案件があって貸切の話はなかった

ことにしてくれということに落ち着かせたのです(キレ散らかしたんですけれど、あの

ときのことについてはもう怒り覚めているので落ち着いています、自分側は)

 

なので、そこからはオープン卓で予定があえばいくかなぐらいに思っていて、その間に

なにがなんでもそのキャラをやりたいという気持ちも大分薄れていました。

衣装を買い揃える気持ちも失せていたので。

そしていざキャラを選ぶことに。
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とはいえ、このなかではやっぱりそのキャラがいちばん好きではあるしロールプレイ

したい気持ちは強いし、なによりやりやすいんだよなぁ……とは思っていたので、初

マダミスの方に最初に選んでもらって希望がある方いますか?ってなったら言うかな

ぐらいに思っていたのですが、その方がそのキャラを選ばれたという。

まさかの8分の1でしたね!

なので、他は特にどれでもこだわりはないな~という感じだったので、残ったキャラを

いただきました。

それが、こちら。

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看板娘です!!!

演技の方向としては苦手of苦手。

「あたし」という一人称に馴染みがないのと、元気でうるさいは読み合わせであれば

頑張れるけれど議論中のロールプレイとして出せるかハードルが高そうで、読み合わせ

と議論中で差がすごく出るのも違和感かもと思い割と落ち着いて喋ってしまったかも。

でも、遊び終わったあと、7人のなかだったら私はここでよかったのかもしれないと

思っています、個人的にいい役どころでした。

 

そして自分が貸切するならこの役をとりたいと思っていたキャラがこちら。
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軍人です!!!

自分は!軍人ロールプレイが!!大好きです!!!

なかなかする機会がないのとやっぱり人気な職な気がして競争率が高そう。

今回はペア相手として存分に堪能いたしました。

ありがとうございました!

 

この作品は、読み合わせが好きな方だったりお芝居や舞台が好きな方との相性がとても

いい作品だと思います。

お芝居の役者をやってみたいとか、お芝居の演出が好きだとか、とにかくお芝居に抵抗

ない方だと楽しい、抵抗ある方だともしかしたらちょっときついかもしれない。

時代は大正時代なのですが、大正浪漫をふわっと味わいたいな~!みたいな方も多分

楽しめるとは思います。

 

さて、プラスな感想はここまで。

ここから先は辛口に書いていきます。
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合わないなと思った部分をダイレクトに書いてしまうとネタバレになるのでそこは

ふわっとなのですが、なんだろうな……マーダーミステリーの定義については私は

ガチガチではなくて、ただ、それでも今回の作品マーダーミステリーを遊んでいると

いうよりはお芝居をしているがすごく強い。

この作品のストーリーを観客として劇で観るならそれはそれでストーリー構成好きかも

ってなったりしてもおかしくないのですが、劇を観にきたわけではなくマダミスをしに

きているというのがあるので、求めていたものと得たものが違った感じ。

よく推理だけ詰める人向いてないですとか、感情変化をゆったりと楽しみたい人には

向いてないですとかそういう注意書きがある場合、そっか、なら今回はこの作品に

あった心構えで臨むぞ…!ってなるのですが、それでもマダミスをしている感はある。

ただ、今回は大正時代のペアマダミスで製作者がコノハナストーリーさんだから今まで

遊んだ作品の傾向からすると感情変化を楽しむ方がいいのかもって思ってきている。

そこはそれでいいとして、マーダーミステリーを遊ぶ心構えが強すぎたのかもしれない

と思っています。

 

とにかくせわしなくて、議論をゆっくりできない。

なんだろうな、スポーツの試合で大事なところでタイムアウトをとられるようなそんな

感覚がある。

せっかく集中して話していたのに引き戻される感じ、それが仕様なのかもしれない

けれどその部分が苦手だった。

マーダーミステリーで議論時間何分ですって言われているものは大体このぐらいの

時間になったら勝負をかけよう!とか、ここの時間までに進展なかったら動こうとか

そういうのを考えて駆け引きして動くのが好きで、情報についても知っているものは

なんでもすぐ教えるではなくて、駆け引きをしたい気持ちもある。

そういうのがこの作品は難しい。

とりあえず作品のなかで起きていることをふわふわと話していきなんか話が自然と

進んでいってるなみたいな感覚で、議論をしているというよりはお芝居の幕間をしつつ

読み合わせをしつつみたいな気持ちになっていた。

それはそれでそういうものをすることが好きじゃないというわけではないけれど、

このときマーダーミステリーをやりにきているなかで求めているものではなかった。

 

それと大正時代という時代背景が結構本格的に好きな人は戸惑うかもしれない。

世界観警察というわけではないけれど、世界観重視の人は冷めるかもしれない要素も

あったかなと思う。

 

あと、あらすじにあるのですが、文豪が殺されているわりに危機感のない空気になり

やすいんですが、それでいいのか…?って思う。

ハンドアウトを読むとそのプレイヤーの行動指針を理解すると思うのですが、理解して

動くとなんというか緊迫したというよりどこか雰囲気をぶち壊すようなことになり、

でもそれがキャラのロールプレイとしては正解なんだなというのが感想戦でわかって

人殺されてるんだが……って気持ちになってしまった。

 

そして、この作品は読み合わせの量が多いです。

私は読み合わせは嫌いではないのですが、ただどういう感じで読み合わせになるかと

いうのは重要で、なんというか多くある読み合わせのなかで後半に入れば入るほど

「あぁ、またか…」みたいな気持ちになってしまって疲れがあった、かなぁ。

 

なんだろう、何が合わなかったんだろう……これは特にどのキャラであっても多分私は

合わなかったって思ってしまっていたと思う。

だからキャラによるものじゃなくて、作品構成かなぁ……難しい。

 

感想戦になる前の本編中、これ合わないやつだな……って思いながらも他の人はそう

じゃないだろうし全力でやりきらなきゃ!と思って本編が終了する。

そして、終了したあとの感想戦で作品の解説を全てしていただいたときに、なるほど!

って納得するところがあって、そこまでいくと「そういうことか、なるほど!」って

なるポイントも数点あった。

でも、それは感想戦の段階でわかったのでそれがわかった時点で「色々わかったことが

あってよかった、それならあれも納得!」となったのであって、本編だけでは不完全

燃焼だったと思う。

 

なんだろうな、例えが難しいけれどお芝居をみたときに素人には全然わからない……

どういう意図でこの演出……む、難しい……って若干置いてけぼりになって観劇した

あとに公演パンフレットを見てそこに「この演出は~というのを表現したくてこの

ようにしています」という記述があって、そのときを思い出して「あぁ~そういう

ことだったのか!」って納得して自己完結するような感じ。

私は今回はそれにとても似ていた感覚になりました。

 

ということで、本当辛口に言いたいことは書いてしまっているのですが、かなり序盤に

書いた通りGMさんもご一緒した方々も楽しく遊べる方々でしたし、お話をしている

ときに嫌な気持ちになったりとかはなくて時間としては楽しい時間でした!

 

皆様、ありがとうございました!

また別の機会でお会いすることがありましたらよろしくお願いします!