マーダーミステリー「パンドラの箱の再開」プレイ感想

8月31日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

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白岩ぱんだ様製作の「パンドラの箱の再開」です。

プレイヤー人数は6名、場所はこれからミステリー中野店さんにて。

 

こちらのタイトルは私のTLではもう大分多くの方が遊ばれていらっしゃって、私自身

についても発表があったときから作品の存在は認知していたのですが、立卓方法を見て

難易度が高い……と思っていたところ、フォロワーさんと手を繋いだ状態がしばらく

続きそこから予約や開催できる場所が変わったりするかもということで状況を伺いつつ

たまに急遽発生するオープン公演の日が空いている、空いているけれど…!とギリギリ

したりを繰り返して、ついに体験することができました!

体験までの道のりが長いとその長い間にモチベーションが下がってしまうこともまぁ

それなりにあるのですが、今回に関してはやっと遊べるぞーーー!!!って決まった

瞬間にあがりきっていました。

 

しかし、ここで最大の障害が発生するのですが……進路予測不可能な台風!!!

こればかりはね、天災は仕方がないんだ……。

私の住んでいる場所も災害レベルすごいことになってんな……って感じだったのですが

いざ、当日を迎えたら電車がすごくスムーズに動いていて。

無事に開催できて本当によかったです。
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会場に到着。

ハンドアウトのファイルがプロ野球かな?って思いがちな色をしている。

いや、でもそれだと毎回赤を狙うしかなくなってしまうので色にこだわるんじゃない。

オレンジはない!!!

 

そして、これは驚きの事実(というほどでもないんですが)私はこの作品の事前情報を

全く知らない状態で来ました。

絶対事前情報読んでくださいね、合わない人もいるかもしれないので!ってものでない

限り読まないで参加したいなって思っている方で、今回も読まず。

 

そもそも「パンドラの箱」って名称なんじゃないかって思っていたので「再開」って

何……?とタイトルに少しだけ疑問を抱きつつも、まぁなんか遊んでいるうちにそう

いうことなんだ~!ってなるんだろうな、無の気持ちでいこう!って思っていたこと

もあり、配役も特別これやりたいなって気持ちもなく均等でした。

あとからGMさんによる配役だと知って、どれか一つをどうしてもやりたい!みたいな

気持ちもってなくてよかった……と安心。

 

そして、配役していただいたのはこちら。

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「ナリ」でした。

今回ご一緒した方々と休憩中にどの役っぽいかアンケートとったりするの楽しそう!

という話になりやってみたり、遊び終わったあとに別場所ですでに遊んでいる方と

お話したときにナリだなと思うとかナリではなさそうとか色々印象を教えていただいた

のですが「ナリ」として遊ばせていただいておりました!
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「ナリ」は私はとてもやりやすかった、そして担当していて楽しかった。

「ナリ」じゃなさそうという印書をもつのもなんとなくわかる、私の表向きの感じだと

ここじゃなさそうだなということだと思う。

でも実際のところ、私はめちゃくちゃ合うしハンドアウトとの相性はとてもよかったと

思っています。

 

この作品、私はとても楽しく遊ばせていただいたのですが、どのハンドアウトでも

楽しめたかと言われると自分の性格や感性的にここだったらつまらなくはないけれど

楽しいとはなってなかったかもなというハンドアウトもありました。

でもこれはGM配役なので、GMさんが私達プレイヤーをどういう配役にするかに

かかっているところでもあり、すごく責任が重いと思う。

私みたいに実際遊んだあとに楽しかったけれどここだったらどうかな……ってのがある

人は他にもいるかもしれないので。

 

そういう意味でGMさんの責任が重いなと思いつつ、この作品のGM処理はとても大変

だと思った。

どうしても作品の構成なんかを体験が終わったあとに考えてて、あそこであぁしてたら

これはどうなっていたんだろうとか、あのときじゃなくてこのときだったらもしかして

対応が変わるのか…?とか考えるんですけれど、そういう色々な可能性があることに

対して今回GMしていただいた三葉彩夏さんの対応が本当にスムーズでびっくりして

いました。

特に感想戦になったときのプレイヤーの疑問にガイドを確認することもなく回答をして

いくところに作品の隅から隅まで理解していないとできないことだと思うので、純粋に

すごいなぁ……と感じていました。

公演中もプレイヤーがキャラの役割として発言することを瞬時にくみ取って即興で対応

してくださるので公演中ゲームをしているというよりは自身も即興劇のなかに入って

いるような錯覚に陥るときが多々ありました。

人によっては映画の中に入ったような感じにすぐになれる人もいるのかもしれないの

ですが、私はどうしてもプレイヤーとキャラがわかれていてプレイヤーとしてキャラを

動かしているが強い方だと自分で思ってはいて。

ただ、そういうスタイルでありながら即興劇のなかに引き込まれたという感じ。

これが自分のスタイルからそうでないものに変わったということでありながらも嫌な

感覚ではなく、自然となのでむしろ気分よく入れるみたいな……言葉にするのが難しい

ことでもありますが。
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キャラの役割を理解して全力でやりきるぞ!って人が6人集まるとこのうえない体験が

できると思います。

場面が二転三転していくなかでキャラの役割も変わったり変わらなかったりもあって

そこに柔軟に対応していくと満足度も合わせてあがっていくと思います。

人によっては自分の価値観とキャラの価値観が違って……というところで葛藤すること

もあるかもしれませんが、このキャラだったらこの状況はどうするんだろうという風に

しっかりと考えられる人であれば作品が終わったときにいい体験だったと思える可能性

は高いのではないかなと。

途中で疎外感を感じたり対立したり、これでいいのかな……って不安になるところも

あるかもしれないです。キャラによってはその大きさに差もあるかもしれない。

 

だからこそプレイヤー同士は尊重しあえるように貸切のみなのか…?とも思っていたの

ですが、今回は本当に皆様素敵な方で安心して遊べました。

私ははじめましての方が多かったのですが、皆さんすごくお話しやすかった。

始まる前の自己紹介のときから雰囲気がよくて、これは全力で楽しめるやつだーーー!

って心の中で嬉しくもなっていました。

 

ガツガツと議論だけしたい、勝ち負けしっかりとしたものじゃないとだめだという方

には向かない作品だとは思いますが、マーダーミステリーの要素も楽しみつつキャラと

しての感情整理や葛藤を味わいたい、そういうのが好きだという人には是非遊んでいた

だきたい作品でした。

ただ、もちろん初めての作品には向かない……作品構造が独特なのである程度ルールが

シンプルなものを公演型でいくつか遊んでからの方がよいかと思います。

最近はオープン卓もあるみたいですが、はじめましての方がいたとしても主催者が全員

なんとなくスタンスこういう感じで似ているなぁ……などと把握できている方が事故は

少ないと思うので、リスクを避けるなら貸切というのはこの作品に関しては遊んでみて

思いました。

 

GMの三葉彩夏さん、主催してくださったATKさん、そして同卓してくださった皆様

ありがとうございました!

皆様とご一緒できて嬉しかったです、また是非別の作品でもご一緒できましたら嬉しい

です。