6月11日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。
遊んだ作品はこちら。
Anagumagames様製作の「ANONYMOUS」です。
プレイヤー人数は6名。
場所は田町ミステリーポートさんにて。
GMはパクチー長瀬さん。
今回ちらりとしばらく東京でこちらの作品を遊ぶ機会がとれなさそうということを耳に
はさみまして、空いている日ないかな…と日程をこじあけて参加いたしました。
タイトルだけは前から聞いたことはありまして、そのとき知っていたこととしては
「自分が登場人物になる」ということ。
以前、ハンドアウトはあるけれど、いくつかのキャラ設定部分(性格など)は選択制で
そこに触れないところであれば自由にロールプレイをしていいといったキャラメイクが
マダミスのなかではかなり自由な作品をオンラインで遊んだことがありますが、それに
近い感じなのかなと思っておりました。
実際にはそうではなくて。
事前にアンケートがあります。そちらのアンケートに答えていき、当日に自分の名前が
入ったハンドアウトを確認していくことになります。
アンケートはそんなに難しく考えることはなく、性格診断の項目に答えていくような
感じです、長々と記述したりと面倒なことはなくすっと答えられます。
これをもとにGMさんがこの回のためだけのハンドアウト編集作業があるので、できる
限りはやめに回答しましょう。
こんな感じ。カラーは青でした。残念ながら色は選べません!
そしてこの作品の登場人物は自分なので、当日の行動に関してはハンドアウトに沿って
ゲームのなかで話してはいくことになりますが、ハンドアウトの登場人物の背景に
ついてはありません、自分で考えらえます。
…と明言されていて、これってとても楽しい部分でもありつつ、ゲーム的には自分が
担当する役割によってはきつい。
例えば、何かをしたいと頼むときに同情をひくようなことを言って頼み込んでもそれは
登場人物の背景にあたることを理由に言いだしたら、絶対にメタな考えをもっては
いけないと言われていても、ルールをしっかり聞いていれば聞いているほど登場人物の
背景は自由に考えられるものと頭に残ってしまっている。
でも、それはプレイヤーとしての私が知っていることであって登場人物の私は知らない
ことだからそこを考慮してはいけない……って一段落おいて、メタはだめだよって
考えになっていくので、面白い試みだけど人の戦術によっては厳しいと感じる人も
いるんじゃないかなと思いました。
ちなみに私は面白いなって思ったのと、そういう自分の背景設定を考えていくのが好き
なので他の人どういう設定できてるのかな~というのはゲーム中も気になっていること
にはいました。
が、しかし。そんなことを気にしていられないぐらいに結構時間が短く感じるので、
始まると正直どうでもよくなります!
犯人として投票されると殺されてしまいますからね!
あらすじはとある人間にリアルマーダーミステリーに招待され殺害に成功し逃げ切れば
5億円が手に入るが、犯人として投票されれば死ぬ。
とてもシンプルに大金が手に入るというゲームへの招待状をもらった人々の物語です。
しっかりと楽しむことができたと思います。
なんというか他のマーダーミステリーでも多くの場合犯人でも犯人でなくても最多票に
ならないように必死になるのですが、今回の場合は犯人として投票されれば死ぬという
ことと、自分が登場人物であるということから、実際の自分が死ぬわけではないと
わかっていながらも、なんかいつもより必死にさせる効果がありましたね。
だからいつもより饒舌に喋っていたと思います。
人によってかなりいろんな展開になると思いますし、マーダーミステリーを多く遊んで
いる人でもあまり遊んでいない人でも楽しめると思います。
でも、一番最初には向いてないかもしれないと思いますが、そんなに数を経験して
いなくても楽しむことはできますし、わけがわからなくて置いていかれるということも
ないと思います。
GMさんの演出もとても素晴らしかったです。
普段遊ぶ作品って、GMさんがそっと影からサポートしてくださるような作品を遊ぶ
ことが多いかなと思っていたのですが、この作品はGMさんの存在が大きくて、でも
それが作品として自然だなぁ…となりました。
感想戦のときにこの場合は~…って色々今回はならなかったことに対して質問が出ても
すっと答えてくださり、GMさん側の対応がとても大変だと思うのと同時にGMさんも
毎回の展開を一緒に楽しめる作品だと思いました。
今回、プレイヤーの皆さんは全員はじめましてだったと思います。
ほとんどの方が話しやすい方だったので、ゲーム中もそこまで緊張することなく遊べた
と思います。
ありがとうございました!