マーダーミステリー「ヒトリス~魔法の光は闇で煌く~」プレイ感想

1月8日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

www.lostproduct.jp

ロストプロダクト様製作の「ヒトリス~魔法の光は闇で煌く~」です。

プレイヤー人数は9名。

場所はギョエンジンチにて。

 

この日、ギョエンジンチさんがあるビルの前にいくと人だかりが。

ギョエンジンチさんの入っているビルは複数の部屋がマーダーミステリーの会場として

あるビルなので入り口にいた方々で数名は別の作品の待ち合わせの方々でした。

5分前開場ということもありかなりギリギリまで外待機。

階段付近で待機することも可能といえば可能なのですが、会場以外の部屋も普通にある

ので、会話をしたりすると騒音として迷惑になってしまうなと外で待機していました。

このビルですが、マーダーミステリーのオフライン公演でなにかとお世話になるビル

なので、すっかり行き方は覚えたのですが初めて訪れる方は迷うかもしれません。

ロストプロダクトさんの公式サイトの店舗のカテゴリに新宿御苑駅からの道順は写真

つきでガイドがあります、新宿御苑からが一番近くて行きやすいですね。

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今回の作品は劇的マーダーミステリーとされている作品の一つ。

私自身は劇的マーダーミステリーは何作品かはやっておりますので、なんとなくこんな

感じかな~というイメージはもっていけたのですが、初めて参加したときは体験の

楽しさを感じると同時に忙しさと場面の転換の速さに圧倒されていた思い出。

初めて参加される方はどんなに準備をしていっても、始まるとまぁ焦ります。

というより、準備のしようがないです、環境を整えて万全でいくぐらいしか。

 

ネタバレにならない範囲で準備をするならば、まずスマホはフル充電。

そして充電の持ちが悪い方、そのあとに予定がある方は公演中に使う使わないどちらに

しろモバイルバッテリーは持参していくこと推奨。

服装に関しては作品の内容によりますが、今回の作品であればスカートについても特に

問題はないと思います。

衣装については合わせたい方は合わせるのも視覚的な没入感はあがるのでよいのかなと

思います。

水分については蓋のあるものは持ち込めます(でも飲んでいる暇はあまりない)

スキルとしては速読ができる人は大変助かると思う。

あとLINEを使用するのでLINEアプリが動くかどうかの確認、LINEを使い

こなせる方も使いこなせてよかった!と思うのかもしれません。

部屋の空調については極端に暑かったり寒かったりはしませんでした。

 

ということで、ここからは劇的マーダーミステリーについて。

オンライン公演の多くのマーダーミステリーがデスクに向かって並べられている椅子に

座りそこで議論をしていくものだと思います。

劇的マーダーミステリーはハンドアウトに書かれた「行動指示」に従って自分自身が

キャラクターとして動いていきます。

例えば、「行動指示:自分の机の上にあるアイテムを机から落としてください」と

記述があればそのように動きます。

それがきっかけとなっている行動指示があるキャラクターが他にいるかもしれません。

ですので、与えられた行動指示については正確にこなしていかなければ事故は起こり

やすいです。

この部分が初めてだとおそらくすごく焦ると思います。

ハンドアウトを読んで行動指示も確認してとやっていると思った以上に時間は足りなく

なると思います。

このあたりは何回か劇的やっている人だと勝手がわかっているのでその心構えでいると

思うのですが、初めてだと戸惑いはあるかも。

でも、ほとんどの方が何か失敗しても怒ったりはしないと思います。

本当に困ったらGMの方に視線を強めに送れば気づいてくださいますし、どうにも

ならないと思ったら直接GMさんのところにいって小声で質問すれば対応してくださる

と思います。

ちなみに私はLINEを使いこなせないので、劇的のシステムはいつになっても苦手な

システムではある……前の情報を確認しにくいのですよね。

ただ、今回はその部分についても新しい試みがされていて、個人的にはこれがとても

助かりました。
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さて、今回の作品についてのお話。

あらすじですが、魔法学院が舞台でありプレイヤーはその学院に入学する生徒です。

入学し、学院生活を体験していく……というのが大まかな流れ。

魔法学院という言葉で映画の作品だったり小説を思い浮かべる方も多いと思います。

ちなみに私はクイズマジックアカデミーが真っ先に頭に浮かびました。

 

まず会場に入ったら棚に荷物を置き(貴重品が気になる方はポケットがある服を着て

いくなど自己管理が必要)スマホと飲み物をもって会場へ。

教室風の舞台の適当な席につき、ルール確認、そしてキャラクター選択。

今回はいつもの私であったらここを選ぶだろうなというキャラを外したいという気持ち

でいました。

劇的のとき男性キャラか眼鏡キャラが多いので。

また、このキャラがやりたい!というのを明確に作っていくとそこをとれなかったとき

モチベーションあげるのに苦労しそうだなと思ったので、あえて事前キャラクター

情報は見ないで臨みました。

決定したキャラはこちら。
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本当に私が普段やらないタイプのキャラでしたね。

難しかったですね……ロールプレイもですが、立ち回りが。

キャラクターが決まったあとはハンドアウトの読み込み、そこからは体験型の物語が

始まっていき、時に指示があればその通りに動いていく、そうして最後まで駆け抜け

ました。

 

ここからは始まってからの感想ですが、どの部分の感想から書くかで満足度が全然

違います。

先に書いてしまえば、好きな部分は本当に好きだったり、この部分に関しては私は

合わないんだなぁという部分もあった。

今まで遊んだ劇的を振り返った時に全てにおいて満足して楽しかった!って思ったのが

実はないような…?ってなったのですが、それでも一番楽しかったなって思っている

のは「アク」でした。

「アク」の感想は当時かなりしっかりと熱量をもって記述しきった記憶があります。

 

「アク」の話をし出すと長いのとネタバレになりそうなところに触れそうなので、

今回の作品の好きな部分について。

魔法学院の学院生活を体験したという部分については本当に体験感は高かったです。

ハンドアウトと行動指示に従った劇の1シーンが再現されていく感じはありました。

 

合わないなと思った部分については、とにかく忙しくて全体的に時間配分がかなり

かつかつだったと思います。5時間が所要時間と紹介があり、もっとゆっくりと黙読や

指示確認、シーンの再現をしていたらさらに時間がかかることを考えると仕方がない

ことなのかもしれませんが、読むスピードは人によって差がありますし、それを理解し

再現させるという過程も人によって差があるものなので焦る。

没入感を味わう前にちゃんとやらないと!遅れたらどうしよう!という焦りの方が頭の

なかを占めがちになってくるのはもったいないなぁと思ってしまいます。

 

また、プレイヤーが置かれている状況のなかでもしかしたらこうしてみるのがいいの

ではないか?とか、これをやってみたら…?とか誰かしらから案が出たときに時間の

制約上かもしれませんが進行側からそれでは難しいようですとか変化はなさそうですと

すぐに確定だという答えが返ってきてしまうのが私はつまらないと感じてしまう。

それを実際にやってみて難しいってアナウンスがあるなら納得なのですが、提案の時点

で難しいと言われると提案をしているのがキャラクターとしてではなくプレイヤーと

してであってそこに進行役の方が答えているみたいな感じになる。

あれがどうしても私は合わないなって思ってしまって提案をすることもなく見守って

しまっていた感はありました。

 

それと、多くを書けないけれども私は自分がプレイヤーとしてマーダーミステリーを

遊ぶなかでここはどのキャラになってもプレイヤーとしては一貫させたいなと思って

いることを今回曲げた。いや、今思っても私は貫くべきだったって思っているので

すごく心残りだし、なんとかあの場をやりきって納得させて会場を出たのですが、

気持ちとしては曲げた瞬間に心が大分作品から離れてしまっていたところはあった。

あの場はプレイヤーは私一人ではないので、全体を考えたら私は納得すべきところだと

思うので、納得するふりはしたけれど、全然納得していなくて、ここは自分のことを

嘘偽りなく書く場所だから正直に書いておきます。

 

それもあって、曲げたところの前までは少なくとも楽しいなという気持ちはあって、

実際楽しく遊べたと思っています。

エンディングをみていてかなり多くの方が関わっている作品だなと思ったのと、別の

作品でGMさんとしてお世話になっている方がデザインしたキャラが可愛らしくて

流石だ~!って感動したりもしました。

1つの作品をシーンごとに切り分けて演じたという感じで、キャラクター体験としては

本当にすごかった。

ただ、自由度という意味では疑問はとても残っている、行動指示をそれぞれがしっかり

こなして作っていくシーンでもあるので自由にしたら収拾がつかなくなるのもわかり

ますし仕方がない部分だとは思うけれども、もう少し自由さがあってもよかったのでは

ないかなと思っています。

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嬉しかったので集合写真も。

このローブですが、集合写真のときだけ貸し出してくださいます。

今回は劇的を始めて貸切で遊ぶ機会をいただきました。

主催はフォロワーのズミさん。はじめましての方もいらっしゃいましたが、何度も

同卓したことがある方やまた同卓したいなと思っていた方もいらっしゃってメンバーは

とても最高の方々でした!

 

今までの劇的のシステムに慣れていてそのときも楽しいと思った方であれば今回も

楽しく遊べると思います。

行動指示の理解がはやく忠実にこなしてシーンに登場する人物として振舞うのが楽しい

と思える方も向いているかと。

自由度を求めている方だと少し窮屈で制限が多いと感じてしまうかもしれません。

 

GMはぺよん潤さんとなかだいらーさんでした。

GMさん、同卓してくださった皆様、ありがとうございました!

また機会がありましたら是非よろしくお願いいたします!