3月16日、イマーシブシアターを観劇いたしました。
15時回です。
観劇した作品はこちら。
鳳明館にて開催されている「鳳明館物語」です。
ego:pression様という団体による公演……ということで、失礼ながら私は
今回初めてこの団体様を認識いたしました。
この団体様やファンの方には失礼すぎることを書きますが、今回の公演を知るきっかけ
としては、ツイッターのTLに流れてきたRTで鳳明館という文字を目にしたのが
きっかけであり、そこからの私の思考は「あの鳳明館に入れる!?入りたい!中を
見てみたい!」というものでした。
鳳明館の存在についてはRTを見る前から知っており、知る経緯は文豪が愛した場所を
調べていくなかで知りました。
あまりTLでは騒いでないのですが(一部の人は知っているかもしれませんが)私は
特定の文豪にものすごく好きな方がいてその方が執筆しているものは出ているものに
関しては目を通していると思いますし、何度も読んでいる作品もあります。
自分が好きな人物がかつてはそこにいたというだけでもやっぱり同じ空間を味わいたい
という気持ちもありチケットをとっていました。
なので、本当に本当に失礼すぎるのですが、当初はイマーシブシアターを楽しみにと
いうより鳳明館に訪れたい!!!が思考の大部分を占めていました。
が、公演が終わったあとの気持ちとしてはまたこの団体の方々の公演を観たい!!!
という気持ちでいっぱいでした。
いろいろすっ飛ばしてしまったのですが、今回の公演を観る前は未予習でいきました。
公式のサイトにキャストの方々のビジュアルやコメントなども掲載されていたのですが
そういったものもチェックすることなく(終わってからかなり遡って読みました!)
当日を迎えました。
きっとこの団体の方々の公演やイマーシブシアターを慣れている方々も多くいらしたと
思うのですが、私のようにほぼ初めてであっても問題なく楽しむことはできました!
ただ、ちょっとドキッとしたり焦ったりすることはありましたが!(後述します)
ほぼ初めてと記載したのは「イマーシブシアター」について私があまり詳しくないため
イマーシブシアター…だったの、かも?みたいなものは一度かなり前に体験したことが
あります、自分が移動するタイプのもの。
ワンピースタワーというところに行ったときなんですが、そのときは連れて行って
くださった友人についていく感じで自分だけでいきたいところへというのは今回が
初めてでしたね。
あと、座席にほぼほぼ座って近くでキャストさんがパフォーマンスをしてくださったり
話しかけてくださったりというものも体験はしたことがありました。
が、自分一人で自由に動いて公演を観るというのは初めてでした。
そして、フォロワーさんからアドバイスをいただいて全力で楽しむことができたと
思っています。
その助言もあって動きやすかったですし、特別大変なこともしでかさなかったですし
本当に参考になりました。
公演の観賞の方法についても始まる前に知る(壁際に基本寄るなど)ことができたので
安心しました、ありがとうございます!
今回私が学んだことを書いておきます!
またイマーシブシアターを観にいくぞ!ってなったときに見返せるように。
といっても、ここでの記述は今回の公演に限ったことも多いですが。
まず、なんといっても服装。女性の方はスカートは可能な限り避けた方が賢明です。
階段が多いので動きやすいパンツスタイルの方が圧倒的に楽です。
気温は晴れていれば動き回ることもあるのでわりと暖かいと思います、足元は厚めの
靴下を履いておくのが推奨。
開演時間と開場時間は違いますが、開場時間から入っていた方がいいです。
開場時間が開演時間といっても過言ではない、私も開場時間から入りましたがそれで
よかったなと思いました。
気を付けなければいけないことは私語厳禁ということですね。
館内で観劇ルールについてのアナウンスがありますが、夢中になればなるほどたとえ
そのアナウンスを聞いていても忘れてしまう人はいるのかもしれないです。
悪意がなく言葉を発するときもあるかもしれない。
たとえば、壁際に寄らなきゃ!って寄ったり、次の場所に移動しなきゃ!ってなった
ときに人にちょっと強めにぶつかってしまった場合とか。
演者の方を見失わないようについていこうとすればぶつかってしまうこと、あるとは
思います、それが強ければ強いほど咄嗟に「すみません!」って口に出そうにはなる
かなって思います、実際私は1回ちょっと当たってしまって小声ですが声に出てしまい
まして、反省しましたね……申し訳ないってジェスチャーでよかったのかもしれない。
それと演者の方が移動するときに「このままついていく?」みたいなことを一緒に
観劇にきている方で相談がしたくなる場面ももしかしたら発生するのかもしれない
ですね。
その気持ちもわからなくもないのですけれど、意外と声って小さく喋っても響くもの
ですし、一度(私語だめなのに…)って思った方がいたとしたらそのあともその人は
結構耳に入ってきやすくなってしまうものなので、観劇ルールを絶対何がなんでも守れ
って初めての方などからしたら敷居は高いかもしれませんが、各々が気を付けていく
べきところなのかなと思います。
それで、ここまで書いていて思ったのですが、私がイマーシブシアター楽しいなと思う
要因の1つがわかったような気がします。
元々ソロ行動をするのが多い方ではあるのですが、イマーシブシアターってソロ行動が
好きな人と相性がよくない……ですか!?
今後、こういったイマーシブシアターを観劇するにしても理想の観劇方法はふらっと
一人でチケットをとって終始一人で観劇するか、同じ回で誰かとチケットをとって
公演中は別々に観劇して終わったあとに感想を話しながらご飯を食べるのが楽しそう
だなって。
別の回でチケットをとって各々が観劇したものをオンラインで感想を話すというのも
楽しそう。
ここまでイマーシブシアターについて思ったことを書いてきましたが、ここからは
今回の鳳明館物語について。
私は「オサム役」の方をずっと追いかけて観劇をしていました。
内容についてはネタバレになってしまうところもあると思うのでふせますが、やっぱり
太宰治先生が好きなのもあって追いかけるならここだ!って思っていました。
もちろん他の演者の方々についても素敵でした。
「サッチャン役」の方の滑らかな動き、美しかったなぁ……。
ずっと一人を追いかけていたこともあり、観劇中にもしかして一回もしっかりとみて
いないのでは……?という方もいらしたと思います。
全員に共通に思ったこととしては、皆さんが身体全体の動きだけではなくて表情が
とても豊かに変化していくので、声が発せられなくても今この役はこういう感情に
なったんだとか感情が動きと表情ですごく表現されていてとてもわかりやすかった。
今回は一回しか観れる日程がなかったのですが、何回も違う方を追いかけたりすれば
新しい視点が開かれるかと思いますし、同じ方でもその回ならではのことも起きる
可能性もありそうでどれだけ観劇しても「全部観尽くした!!!」という風にはなれ
ないと思います。
本当に観ているときの楽しさと終わったあとにあのときってこういうことだったのかな
と考える楽しさもあり、贅沢すぎる時間でした。
これは、沼に落ちる予感がする……。
静かに観劇をしながら大興奮だったので気持ちが抑えきれずかなりあっちこっちに
散らかった文にはなりましたが、本当に素敵な時間を堪能させていただきました。
ありがとうございました!