マーダーミステリー「少年少女Aの独白」プレイ感想

5月18日、オンラインでマーダーミステリーを遊んできました。

遊んだ作品はこちら。

booth.pm

そがべ様制作の「少年少女Aの独白」です。

使用ツールはディスコードによる通話とユドナリウム。

プレイヤー人数は5~7人。GM様必須。

…とありますが、5人より確実に7人で遊ぶことを推奨します。

フルメンバーで遊んでこそのシナリオでしたし、せっかくのシナリオなので

一番いい環境でこれからやる方もやっていただきたいものです。

GM様は今回genjin様、募集がかかっていて前々からやりたかったので

参加表明させていただきました。

 

当初、こちらの作品はオフライン公演もあって、人数も多いことからオフラインで

遊べたらなとは思っていたのですが、こういった情勢が長く続いていることもあり

オンラインの募集に参加させていただきました。

人数が多くて情報整理大変かなとは思っていたのですが、思ったよりは落ち着いて

情報整理に関してはできたような気がします。

 

こちらの作品は上記のページにも記載があるのですが、刑事役の方が選んだ推理に

よってエンディングが変化するとあります。

刑事役がものすごい重要で、刑事さんの責任が結構大きいストーリーだなと。

でもこの刑事役の方の選んだ推理にいくというのはすごく自然ですよね。

小学生の発言の力を知る感じ。

例えば、いくら小学生の誰かが真相はこれだー!とか思った人がいてもその推理を

刑事が選ばない限りその意見が反映されないってことに。

これは小学生としては悔しいですよね、自分はわかったのに!みたいな。

子どものころはこういう経験は場面は違うにしてもあったのではないでしょうか。

「私はずっと気づいててこれについて言ってるのに、大人は信じてくれなかった」

みたいなやつですね。

 

今回私はセンセー役だったのですが、プレイ中は奇跡的にうまく噛み合ったことが

あって、そこからはすごく楽しかったですし、最後の結果を待ってるときは緊張が

とんでもないことになってましたが、エンディングにて嬉しくなったり。

 

作品全体の感想としては、本当にかしこい小学生だな!!!と。

小学生ってそんな感じなんですね、これ私立の小学校の話だと思うのですけれども、

共学の私立だとこんな感じなのか…私が思ってる小学生よりみんなそれぞれ大人。

 

私はとあるキャラのシナリオがすごく自分には刺さりました。

誰とは言えないし、多くを言えないのですが、あぁやっぱりどこもそうなんだなぁ

みたいな気持ちになりましたし、すごいわかる…ってそのキャラにプレイヤーとして

共感したキャラがいました。

 

それとですね、私は個人的にはあまり小学生らしい小学生生活は送ってこなかったと

自分では思ってますし、人の話を聞いてると人からもそれは言われたりするのですが、

秘密基地を造るってすごく楽しそうですね。

小学生はそういう遊びするんだなぁ、私が小学生のときはそういう発想にも至らずに

過ごしてしまっていたので、なんだかとても新鮮でした。

他の方とかは秘密基地かーやったよなー!懐かしい!みたいな感じで遊んでいたのかも

しれないなぁ、それは懐かしめていいなって思ってました。

 

今回、私はセンセー役でよかったかなと思ってます。

これ小学生役だったら、自分の小学生時代と違うこととか環境的によくわからないって

思ってしまうことも多そうな感じだったので、矛盾が普通に生じそうだな、と。

 

で、エンディングまで見て、小学生…最近の小学生…ほんと、自分なんかより全然

かしこいし、周りの人間のことをしっかり考えて動いたり、協調性があるなって

思って感心してしまいました。

 

ちなみに、シナリオの情報量はなかなかに多いです。

私は情報量多いシナリオが好きなのですが、それでも結構なボリュームで、ちゃんと

頭に叩き込まないと、記憶を思い出しますね!って確認しにいくとめちゃくちゃ時間が

かかってしまいましたね。

だけどその情報量がいい、情報があればあるだけそのキャラがキャラとして確立するな

って思っています、ただ自由度、ロールプレイによる自分でつけるキャラ付けみたいな

ものはできなくなってしまうけれども、今回の作品はその方がよかったのかなと思って

います。

特に小学生は、しっかりとキャラの性格や行動方針などが固まっているからこそ、

こういった色々なことが交差するシナリオになっているなと思いました。

 

ユドナリウムもすごく凝っているデザインで、こちらも証拠の情報がそれぞれにかなり

量があります。

音楽も含めて、とある小学生のクラスの出来事に今自分が入っているんだという

没入感はすごくありました。

 

最後の最後のエンディングでの演出なんかも、うわあああああってなりますし、これで

人が泣いたっていう話を聞いて納得しました。

私は教師というキャラの立場で生徒の死を体験するのですが、生徒の立場からクラス

メイトの死を知るってかなり衝撃的ですし、重い話だな…って。

私は、マーダーミステリーの題材は個人的には重たいものは好みなので、人によっては

小学生が死んじゃうのはつらいとかがあるかもしれませんが、これはこれで作品として

真相を突き止める側は推理を楽しめばいいですし、犯人側は犯人としての立場を考えて

動いていくなかでの色々な葛藤があるかもしれないですし、逃げ切る必死感があるかも

しれないですが、そういうところをそれぞれ楽しめればいいんじゃないかなと思って

います。

私は、センセー役でやりきって、とても楽しかったです!!!

 

同卓してくださった皆様は初めましての方と以前から何度か同卓させていただいている

方の半分半分ぐらいだったのですが、皆様話しやすかったです。

GM様もとても丁寧に進行していただきました、ありがとうございました!

またどこかで皆様と同卓できますように。