マーダーミステリー「奪うもの、奪われるもの」プレイ感想

7月19日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

f:id:ruki4055:20230826131008j:image

のりっち様製作の「奪うもの、奪われるもの」です。

プレイヤー人数は9名、場所は池袋の貸会議室にて。

 

この日はマダミス文化祭の2日あるうちの1日目。

何度か開催されているマダミス文化祭ですが、私も何度か足を運ばせていただいて

おります。

今回は池袋の人通りが多いところにある貸会議室でアクセスもしやすかったなと。

マダミス文化祭、複数人のGMさんが集まって本来は店舗で扱っている公演をして

くださり、1日空いていれば絶妙に被ることなく予定をいれていけるように予定の

組み方にも工夫がされていて嬉しいこと尽くしですね。

そしてなによりオープン公演なのでソロで普段から参加している人からすればとても

ありがたい仕組みです、自分が遊びたい!と思って日程が空いていれば気軽に参加

しやすいつくりになっていて私としてはこれ以上ない嬉しさなので、日頃お世話に

なっております。

 

今回は製作者ののりっちさんがGMをしてくださる回でした。

作者の方にGMをしていただくときに一番嬉しいのは解説のときに作者の方だからこそ

ちょっとした質問に対する答えもすっと返してくださって質問していなかったら聞けて

いなかったかもしれないことを聞く機会があることかなと思っています。

 

ちょっと交通トラブルがあって本当にギリギリになってしまいそうだったのですが、

まずついてからの会場の印象は人数のわりには狭い。そして寒い、しかし綺麗!

そんな感じでした、狭くはあったのですが進行に支障がでたりするものではなかった

のでそんなには気にならなかったです。

 

今回の作品ですが、法廷マーダーミステリーの第二弾ということで、第一弾もかつて

遊ばせていただいておりました。

そのときの感想を確認したのですが、そのときからこのブログ書いていたんだなぁと

いう懐かしさを感じましたね。

前作「裁くもの、裁かれるもの」とは違う立場のキャラをやってみたいなと思っており

こちらのキャラを選ばせていただきました。

f:id:ruki4055:20230826131011j:image

西村あかりです。

もともと女性役をやることは少ないのですが、やる場合は比較的若めの女性をやる

ことが多くこの年齢は本当に珍しいなと思います。

 

また、こちらの作品ですが第二弾ではありますが、第一弾を遊んでいなくても問題なく

遊ぶことができます。

ただ、第一弾を遊んでいない方の前では第一弾を遊んだかどうかぐらいは話してもいい

とは思いつつ、それ以外のことはネタバレと感じる方もいらっしゃるかもしれません

ので、遊んだか遊んでないかぐらいの話に留めておくのが無難なところだと考えます。

 

この作品は法廷マーダーミステリーということで、舞台は法廷なのですが裁判官、

検察官、弁護人とチームがありそれぞれ3名ずつで構成されています。

役割的に重たい人というのは正直います、まずもって、役割分担のバランスとしては

バランスはとれていません、というよりとれていないが「正常」なのかなとこの舞台に

限っては思ったので、気にはならないですが、大変な役割のキャラはいます。

「裁判」ということを考えればこのキャラが大変そうかな…というのはなんとなく

浮かぶとは思いますが、そのキャラは話すのが好きな人がやることが推奨されます。

配役の決め方はいろんな方法がありますし、どのキャラになってもいい、むしろ選ぶ

のではなくて残ったキャラを担当したいという方もいらっしゃるかなとは思うのですが

役割が重たいこの作品のキャラはそのキャラをやりたい!!!って意思が強い方に

是非選び取っていただいた方が盛り上がりはしやすいのかなと個人的には思いました。

 

ハンドアウトについてですが、私が思った第一印象は「なんか難しそう><」でした。

まぁ、裁判を扱う作品なので難しい資料というのはたくさんでてきます。

裁判に普段から接していないので私の思考回路としては、すごく堅苦しい書き方をして

いる=難しいなのですが、実際そういう人は多いんじゃないかなと思っています。

本当に法律に触れてないで生きてきているので、文章を読むのが好きではあるのですが

その「好き」は物語や説明文を読むのが好きであって法律のような堅苦しい文になると

話は別…といいますか。嫌いではないですが、理解するのに時間を要するという表現が

適切かなと思っています。

なので、ハンドアウトを読む時間は通常のマーダーミステリーよりもかかったかも

しれない。

 

ハンドアウトを読み終わったあと、ゲーム開始。

ここからのシステムはまさに裁判を扱った作品だからこそというシステムで、とても

独自性の高いシステムだと思います。

何度も記述しますが、裁判に関わったことがないので本来の裁判と違うとか本来の

法律と違うというのが私は気づけないこともあり、この作品としてのルールが全て

だったので、違和感があるな……とかそういう感覚は全くなかったです。

雰囲気としては裁判ですからね、シリアスですしそしてバチバチするところもあると

思います。

私はマーダーミステリーを遊んでいるなかで口で人を説得するというのがとても苦手で

何作品やってもそれが上達しないのですが、状況を考えて推理をする、状況をみて嘘を

つくというのが好きで遊んでいるところがあります。

この作品はいかに相手を納得させるか、相手のど正論をどうやって躱すかが好きな人は

かなりやりごたえがあると思います。

向いてない人は難しいものを受け付けない人やバチバチした空気が苦手な人、キャラに

よっては口下手すぎる人、そしてセンシティブなものがだめすぎる人も向いていないと

思います。

 

この作品、裁判なのでもちろん事件があるのですが、色々とセンシティブだなぁとは

思っていて、人によっては苦手な方もいるのかもしれない。

しかも結構いろんな方面のセンシティブがあるので、何でもこい!という人はもちろん

大丈夫ですが、思わぬところで苦手なことに直面する可能性はあります。

作品のなかでのことだからと割り切れる方であれば問題ないとは思いますが!

 

全体の感想としては、面白いけれど難しい。終わったあとは楽しかったというよりは

やりきったという感想がまず最初にでてくる。

この作品をマーダーミステリーの一番最初に選ぶ方はなかなかいらっしゃらないと

思うのですけれども、ある程度作品数を重ねてから挑まないと不完全燃焼にはなって

しまうかもしれないですし、ある程度作品をやっていてもその方の好きな作品のタイプ

によっては受け入れにくいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

ハンドアウトも読んでみてそのキャラに全然共感できなくてその役割を果たして自分が

できるだろうか……って考える人もいるんじゃないかなと思います。

ただ一つ言えることとしては、この作品のそれぞれのキャラの役割ってほとんどの方が

生きていて体験しないような役割のキャラばかりなので、今回そういう機会をいただ

けて本当に貴重でした。

 

ご一緒した方々は知っている方も本当にお久しぶりな方も初めてご一緒した方それぞれ

いらしたのですが、頭の回転がはやい人達ばかりですごかったな。

あ、あとこれは全然ネガティブ的に言うわけではないのですが、かなり疲れます!!!

ちゃんとしっかり栄養補給してから臨むべきですね、カロリー消費多そう。

 

ありがとうございました!

またどこかでご一緒できる機会がありましたらよろしくお願いいたします!