11月24日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。
遊んだ作品はこちら。
ウルトラセブンIF Story 55年前の未来『姿なき侵略者』です。
クレジットは上記のサイトに記述があり、かなり多くの方々が関わっていらっしゃる
のだなあ…と思ったのでこちらには記載しておりません。
プレイヤー人数は7名。
場所はRabbithole水道橋店さんにて。
さて、マーダーミステリーを遊ぶときにオリジナルの作品だった場合はこのステップは
自然とないのですが、原作がありその作品に関係している作品だった場合、原作を
知っているかどうか、知らなくても満足度を得られるかどうかを結構心配している
ことが多いです、遊ぶ前は。
今回の「ウルトラセブン」そして55周年のムービーとの連動しての企画とのこと。
まず「ウルトラセブン」についてですが、全くと言っていいほど知識がありません!
これを書くとウルトラマンシリーズファンの方に怒られるかなと思うのですが、何も
知らないでイメージしていたものは以下のとおり。
「怪獣と戦う」「勧善懲悪」「光線が出る!」「街で戦って街を破壊する」
「3分で帰らないといけない!」
この日、ご一緒した方々のなかにウルトラセブンについてお詳しい方がいらっしゃって
始まる前になんとなくのことをお聞きしたのですが、その時点でも私が思っている
ような作品ではないのだろうなということは掴みました。
なんというか「子ども向け作品ではない」という印象が強くなったなかで始まっていく
ことに。
最初に気になっていた知らなくても満足度が得られるかどうかについては、問題なく
遊ぶこともできますし満足度も高かったです。
さらに「ウルトラセブン」という作品をしっかりとみてみたいという気持ちにもなり
ました。
こんな深い話があの時代に考えられていたのか……って思うとただただすごいという
言葉しか出てこない。
ロールプレイングゲームを遊んでいるときに主人公サイドを動かしていることもあって
主人公サイドの視点で進んでいくわけですが、もちろん悪役側にも物語はあるわけで
悪役って言葉も自分が主人公サイドだから相手をそう表現しているだけで、悪役側は
自分達が悪役だって思っていなくそちらが主人公の物語だって体験できないだけで存在
はしているものだと思っています。
もちろんただ侵略したい!って気持ちやただ目の前の敵を倒したい!って気持ちの悪役
だっているとは思うのですが、そちら側の立場に立って考えたら誰もが主人公になる
わけで、一方だけの主張で進む展開ではなくて主張同士がぶつかりあって、それでも
決裂してしまったときに……という譲れないもののぶつかりあいの重さのような。
最近のゲームはいわゆる悪役サイドが人気を得ることもあるので、そちらに重点を
置いた作品などもみられますが、あの時代に主人公側だけでなく敵側の主張についても
考えられた作品というのは本当にびっくりしました。
特撮作品は勧善懲悪なんだろうな~と思っている私の先入観を覆してきました。
本当先入観をもつのはよくないなって思う、ちゃんとみて判断することの大事さもこの
作品で学びました。同時に食わず嫌いもよくない!
キャラはこちらを選ばせていただきました。
マーダーミステリーではあるのですが、ストーリープレイング的な要素も強いと思い
ましたし、トークゲームが好きな方、キャラとして考えを述べて議論を交わすという
ことが好きな方は楽しく遊べると思います。
難しいのはマーダーミステリーってキャラがあって、そのキャラの思想があるので、
何かを選ぶときに自分の考えではなく、キャラとしての考えを述べていかないといけ
ないところ。
例えを出すと「めちゃくちゃ戦闘狂のキャラ」を担当して、ここから戦闘するか戦闘
しないかを選ばないといけないときキャラとしては「戦闘する」を選んで譲らない
だろうということが担当するプレイヤーがわかっていたとしても、プレイヤーがすごく
平和主義な人間で戦闘は避けたいタイプの場合、わかっていても言葉ってなかなか出て
こないものだなと思います。
「このキャラは戦闘が好きだから戦闘するって主張をしよう、それを反対してくる人が
いたら戦闘することのメリットなどを伝えて説得しよう、メリット………メリットは、
えぇと……」ってプレイヤーがキャラとしての役割を果たそうとしても、本来の性格が
違うとわかっていても言葉に出てこない現象が起きやすいです。
それが苦しくもあり楽しくもあると私は思っていて、自分にはない考えが自分の口から
出てくるって経験はなかなかできないと思います。
マダミスはそれができるのが面白いなぁって。上手く言いたいことまとまっていません
けれど。
ただ、私は今回に関してはキャラとプレイヤーの乖離がすごくて苦しんだこと、そして
他の方々の議論が白熱していくなかで喋らなくちゃ!って気持ちが強くてプレイヤーと
しての主張が自然と出てしまっていたので反省はしましたね。
言い訳にはなりますが、それだけ今回のテーマがプレイヤーに直接的に突き刺さって
きて「私はこう思う」がすごく明確に出てきていて自然と口から出てしまっていたと
いう感じ。
もっとキャラの役割を考えるべきだったんだなとは思っています、自分の主張は感想戦
までとっておくべきだったとは思う。
GMはアフロさん。ものすごく久しぶりにお会いしたと思います。
インパクトが強いので忘れられない…!
同卓した皆様もありがとうございました!
ウルトラセブン、頑張ってゆっくりではありますが視聴したいと思います。