12月2日、謎解き公演にソロで参加いたしました。
遊んだ作品はこちら。
SCRAP様主催の「十人の憂鬱な容疑者」です。
人数は最大で10名。
場所は東京ミステリーサーカスさんにて。
最大10人ということで、10人以下でも開催されるようですが、私が参加した回は
10人でした。
個人的にはこの作品は10人固定にした方がいいんじゃないかなぁ……と思います。
私以外の方はソロではなく、数名のグループでいらしていたのですが、ご一緒した方々
がとても感じのいい方々だったのでソロでも問題なく楽しむことができました。
というより、今回楽しいなって思えたのはご一緒した方々が話しやすかったことが
大きいです。
10人という大人数のものにソロで参加するのはメンバーがきつかったときは苦痛以外
のなにものでもないので本当によかった。
で、ここからは感想ですが、このシナリオ公式サイトを見てみてもあまり多くのことが
書かれていません。
部屋から脱出するタイプの公演とはテイストが違うという部分に関してはその通り
だったと思います。
いつものSCRAPさんの謎解きかな~と思って来るとテイストが違って戸惑うことに
なると思うのでこの注意書きは大事だと思います。
ただ、そのあとの「ミステリー小説の登場人物になったような気持ち」という部分。
この部分をどうとらえるかというところが人によって違うのかもしれない。
最終的に私が思ったのは無理な話なのですが、マーダーミステリーを遊ぶ前の時代に
この作品に出会っていたかったなと思います。
多くを語れないのですが、この概要からなんとなくマーダーミステリーの空気を感じて
おり、また前評判でマーダーミステリーを遊ぶ人が楽しみにしているなぁという印象も
受けた作品だったのですが、それらのルールをしっかりと守って遊んでいる方ほどこの
作品はなんというかハラハラするところがあると思う。
今回のルールとしてはしていいことなのですが、マーダーミステリーをやっている人
からすると挙動不審になりがちなんじゃないかなぁ…と。
私は少なくともなっていました、今日。
ただ、そういう気持ちになったのは私がこの作品の印象を無意識にマーダーミステリー
っぽさがあるかもしれないと思い込んで参加してしまっているからなので、そういう
先入観をできる限りもたないでいけば集中して楽しめると思います。
そしてそこに関係してもう一つ思ったこととしては「ミステリー小説の登場人物に
なったような気持ち」で遊ぶというのは「登場人物のロールプレイ」をして遊ぶのとは
違うのだなということを今日の公演で感じていました。
でも設定としては公演に参加している10人に洋館の招待状が届いているという設定
なので、あの場でロールプレイをしながら話し合いをしていくのかなと私は思って
いました。
ただ、謎解きなので制限時間との戦いでもありますしロールプレイをしている余裕は
なく普通に気持ちだけはその気持ちで喋るのはプレイヤーでよかったのか…!?という
考えもあって作品としては楽しかったのですが、どういうスタンスで臨めばよかった
のかについて疑問が残ってしまってはいる状態です。
でも、作品はすごく楽しかった。
考えることも多くて、解説を聞いているときも思わず感嘆の声がでましたし、こちらの
作品の制限時間と難易度の設定、そして情報共有をするには多い人数という大変な
状態、頭を休める暇がなくて楽しい時間を過ごせたとは思っています。
特に情報共有は10人となると全員知り合いというのはなかなか難しいと思うので、
どうしても初対面の方はできますし、そうなると考え方も情報共有の仕方もその場で
はじめてわかることなので意思疎通は知っている間柄よりは時間がかかります。
成功のコツは情報共有でした、いつも以上に。
あとマーダーミステリーやっている人は一旦マーダーミステリーのことは忘れて、
説明を聞いているときになんだかマーダーミステリーっぽくない?って思ってもその
ことを忘れて遊ぶことを推奨します。
前にも先入観よくないって思ったことがあったのですが、全然学習していなくて、
またしてもそう思ったので反省点も多いのですが、上述した通り楽しさもありました。
ありがとうございました!