マーダーミステリー「前略、愛しの君へ」プレイ感想

12月8日、オンラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

booth.pm

Seal’s Seal様製作の「前略、愛しの君へ」です。

プレイヤー人数は15名、GM様必須。SGM様あり推奨。

使用したツールはディスコードとココフォリアで通話形式で遊びました。

 

まずやはりなんといってもこの作品で目をひくところはプレイヤー人数。

15名……正直なところ、この人数をみて私が最初に思ったことは「多ければいいって

ものでもない」といった否定的な気持ちでした。

オフラインの大人数公演もオンラインの10人ぐらいの作品も経験していますが、

かなりの確率で「まともに話せなかった」「なんだかタイミングを逃して終わった」

となりがちだったこともあり、この人数大丈夫なのか…?という気持ちだったのが

最初でした。

これは人によって感じる差はあると思いますし、大人数の作品をやったことがない方は

すごい人数で楽しそう!って最初から思う方もいるのかもしれません。

まぁ、そんな心配もしつつ、でもやっぱり遊びたいという気持ちはあったので流れて

きた募集に飛び込ませていただきました。

いざ参加してみたら、フォロワーさんで同卓もしたことある方がちらほらいらっしゃる

状態だったため安心感はありました。

GMさんを含め半分ぐらいがはじめましての方だったと思います。

 

そして、やはりこれだけの人数をまとめるのですからGMさんの負担はすごいものに

なっていたと思います。

今回、事前配役とハンドアウト読み込みだったのですが、まず配役を決める段階での

とりまとめやハンドアウトに対する質問事項などがあった場合の対応、これを多ければ

全員分やることになり、さらには当日に15人が通話するのを仕切っていかないと

いけません。

15人が勝手に喋りだしたら大変なことになってしまうので。

また、この作品はゲームが始まってからもGMさんの仕事はとても多いです。

SGMありが推奨なのもその通りだなと思いました。

今回は揚げぽよさんがおひとりで回しきってくださっていて、かなり大変だったと

思います。

事前ハンドアウト段階、ゲーム中、感想戦、全てにおいてプレイヤーが快適に遊べる

ようにしてくださって本当にありがとうございました。

事前質問や感想戦中のゲーム内での疑問についてもとても丁寧に回答していただいて

おりました。

 

作品の概要は鬼の伝説がある島で子爵の遺体が発見されるというシンプルなもの。

ゲームのシステムについてはあまりマダミスをされていない方からすると結構複雑だと

思います。

そもそもこの作品、マダミスをある程度は遊んだ方でないと厳しいかもしれません。

ハンドアウトも長めのものになっていますし、ハンドアウトを読んだ段階、ゲームの

ルールを把握したあと、それぞれで少しでも疑問に思ったことは質問して疑問点を

解消しておく必要があります。

この対応がGMさんはかなり大変だと思いますが、プレイヤー一人一人がしっかりと

自身のハンドアウトについて理解力を高め、ルールを把握しておくことがかなり大事

でした。

 

また、私が一番心配していたこの人数で大丈夫なのか……?ということについては、

話せるような工夫が作品側からされているなと感じました。

おそらく、全然話すタイミングがなくてなんだかよくわからない間に終わってしまった

ということにはならないかと。

その工夫がシステムとして浮いていて不自然なものではなく、作品に沿った工夫に

なっていてとても自然で綺麗だったと思います。

 

事前配役だったのですが、いただいたキャラはこちら。

第一希望ではなかったのですが、第五希望まで提出して第一から第三は僅差だったので

そのなかに「医師」はいれていたので配役いただけて嬉しかったです。

第一希望はやっぱりそれは人気だよな……!となりました。

 

また、エンディングに関してはわりとシビアな感じで、キャラクターを大事にしすぎる

方は結構つらいことになることもあると思います。

なんでも許せる方向けですね、15人いるのであっさりかなと思いきやそうでもなく

エンディングはかなり壮大です。

壮大な大縄跳びをしてどんどん人がひっかかっていくような感じ。

 

島という舞台の推理小説が好きな方にはオススメかもしれません。

ゲーム感を重視して目標達成が絶対だ!という方には理不尽さを感じてもしかしたら

向いていないかもしれない。

私もどちらかといえば目標達成重視しがちではありますけれど、この作品においては

全体を通してエンディングまで含めて楽しく遊びきることができたと思います。

 

実際、大人数のマーダーミステリーではオフラインとオンラインの作品のなかでも

かなり好きな方の作品になったかなと思っています。

全てにおいて「多い」ですね。プレイ時間も4.5~5時間なので。

21時から始めて2時ごろになっていたと思います。

 

本当に恵まれていたなと思ったのはご一緒した方々が皆さん本当に素晴らしい方々で、

ゲーム内ではバチバチしていても終わったら和やかにお疲れ様でした!って言い合える

方々だったので安心しました。

私も結構バチバチするときはするのですが、初めて同卓する方々ばかりだとロール

プレイなのかそうでないのかきっと不安になる方もいらっしゃるのかなと思っていて、

特定の人にあたりがきつくなったりするのも含めて全てロールプレイと割り切って

やっているのですがロールプレイだと伝わらなかったときもありますね…!

本当にきついことを言うときは事前にロールプレイできついこと言いますって言う

ようにはしているけれど、それも白けると思っていて難しいところ。

 

長文記述いたしましたが、本当に楽しい時間でした!

GMの揚げぽよさん、同卓してくださった皆様、ありがとうございました!

また違う作品でお会いできましたら嬉しいです。