マーダーミステリー「コーヒーカップが割れたとき」プレイ感想

4月30日、オフラインのマーダーミステリー公演に参加いたしました。

 

遊んだ作品はこちら。

すな様制作の「コーヒーカップが割れたとき」です。

プレイヤー人数は7名。

 

今回はフォロワーのりょ→さんの貸切企画に参加させていたただきました。

はじめましての方の方が多い公演だったのですが、お会いしたときから皆様とても

和やかな空気だったので安心感はありました。

以前別の方に貸切にお誘いいただいたことがあったのですが、そのときに先約があって

参加を断念して以来、ほぼ1年が経ってこうして参加することが叶いました。

 

遊んだ今だからこそ言える話をします。

この作品の評判はちらほら耳にしておりました。

心にくるということを始め感情に関する感想が多いなという印象がありました。

ただ、参加することが決まっていて他のマダミスが終わったあとの雑談で話をした

ときに「るきが好きなタイプのものではないかもしれない」ってちらっと耳にしていて

そもそも私が好きなタイプのものってなんだろう…って考えたことがあります。

 

私は、点数で決まるゲーム性があるものが好き。

勝つときは気持ちいいですし、負けるときは悔しくて違う作品で頑張りたいという

やる気にも繋がる。

ミッションに点数があるものも点数が高いものから優先して頑張ろうとする傾向が

根本にあります。

マーダーミステリーをゲームとして遊んでいるところが強いですし、そういう見方で

遊んでいるなとは思っています。

 

で、好きなタイプのものではないかもしれない……と言われたのですが、確かにこの

タイプが好き!はあるのですが、今回も公演の最初の自己紹介で述べた通り私はあまり

事前情報を見ないでいくタイプなので(もちろん事前情報確認必須な場合は見ます)

その時間を最大限に楽しむぞー!って気持ちで参加しています。

今日は推理や駆け引き楽しみたいなー!とか、この作品こういう作品っぽいな~とか

そういうふわりとしたイメージを全然もたないでいくようにはしています。

公演開始して初めて「あっ、今日の作品がっつり推理していかないとなタイプかも!」

ってハンドアウト読んでいるときに認識して、それを楽しんでいるという感じ。

 

なので、私が好きなタイプのものではないかもしれないというのを気にしていたのです

が、全然気にしなくて大丈夫でした。

でもいつもとは違う見方で公演を遊びきったかなと思っています。

この言い方で区別するのはどうかなと思うところはありますが、推理をがっつりする

ときと物語を楽しむとき、どちらも担当になったキャラクターのロールプレイの

やり方はほぼ一緒です。

キャラクターの役割をハンドアウトを読んでいるなかで理解してキャラクターの言葉と

して発信、受信してキャラクターとしての気持ちを分析整理する、という感じです。

 

そうやって遊んでいても、ゲームのシステム的なものに直面するときはプレイヤーと

して直面しているのですが、今回は担当のキャラクターとしてすべての行動とその

行動に対する理由も考えていて、ゲーム中プレイヤーの視点になることがなかったと

思っています、なんかもっと上手い表現ができればいいのですが難しい。

なんだろう、普段の遊び方がゲームのコマを動かして遊んでいるのならばこの作品では

ゲームのなかのムービーを作り上げながら出演している感じ。

この感覚で遊ぶことは私はあまりない…というか、前に一回あったな…とふと頭を

よぎった作品もありますが、ほぼほぼない。

 

そして、体験としてはとても楽しい時間でした。

でも、私の性格から考えてこれを頻繁に味わいたいかというとそうでもない。

時々こういう作品を味わうからこそ体験楽しかった……!ってなる感じ。

甘いもの毎日は胃もたれしそうだけど、3か月ぶりに食べたらめちゃくちゃ美味しい!

みたいな感じでした。

 

システムは店舗さんで着席しながら遊ぶものとしては珍しいなと思いました。

公演依頼の概要にも記述があるのですが、LINEアプリと充分な充電は必須です。

 

キャラクターはこちらを担当いたしました。

f:id:ruki4055:20230501002746j:image

ジャン・オースティンです。

キャラクターの視点でずっと考えていたので、私はジャンすごい好きになってました、

終わるころには愛着すごいわいていました。

 

GMは制作者のすなさんだったのですが、とにかく作品への愛が強いと感じました。

何も資料を見ないで進行してくださるのにびっくりし、そしてその理由も聞いてさらに

びっくりし、同時に作品への愛の強さをみました。

作品に登場する全てのキャラクターにしっかりと命がふきこまれているなと思い、紙の

上にいるキャラクターがしっかりと公演の間は生きているようなそんな感覚になり

ました。

 

キャラクターはどのキャラクターも結構重たいと思います。

それで公演の間はプレイヤーが動かすようにというよりはキャラクターとして行動し

考えていくという感じだったので、正直なところがっつり疲労感はきます。

でも所謂心地よい疲労感でした。

いつもの自分のプレイスタイルでいかなくてよかったと思っています、GMさんから

ルール説明…公演を始めるにあたってのお話があるのですが、そのときの言葉がとても

強く残っていたので。

そのときでなくてもGMさんの言葉は表には出ていなくてもプレイヤーにしっかりと

響く言葉でした。

 

長々と書いてしまいましたが、私はこの作品とても楽しく遊びきることができました。

きつかったりしんどかったりすることがもしかしたらあるかもしれませんが、とても

素敵な体験でした。

GMのすなさん、同卓してくださった皆様、ありがとうございました!

是非またどこかでお会いできればと思います!!!