マーダーミステリー「あくまのつくりかた」プレイ感想

5月5日、オンラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

booth.pm

にく様製作の「あくまのつくりかた」です。

プレイヤー人数は6人、GM様必須。

使用したツールはディスコードとココフォリアで通話形式で遊びました。

 

始めに。

度々記述はしているのですが、個人の感想なので万人がそう思うわけではありません。

「楽しくない」「面白くない」ということより、私は「好きではない」作品でした。

「楽しさ」はありました、システムについてなどの感想も書きます。

でもこの感想の最後の方は私が「好きではない」と思った部分についてになります。

否定ばかりするのもと思うので、どういう人に向いているかなどは書きます。

ただ、あまり読んでも楽しいものではないので、作品が好きな人は嫌な気持ちには

なると思っています。

 

今回の舞台、ハンドアウト、そしてルール、どれも好みでした。

タイトルからしてそそられるタイトルでした。

この方の作品の前作に「天使」という名称が入っていて、今回は「あくま」が入って

いるわけですが、天使より悪魔に惹かれることもあり今回の作品の方が好きになるかも

しれないなという気持ちではいました。

ハンドアウトも重量があって読んでいるときから楽しみでしたし、ルールはシンプルで

わかりやすいものだったと思います。

キャラクターはオリバーを選ばせていただきました。

ものすごく長時間の作品です。boothに記載があるのですが5.5~6時間。

19時から始めて1時までかかりました。

そのなかで、最後の2時間ぐらいはただただ苦痛でした。

この感覚は実は前にも味わったことがあって、私はその作品のときも否定的な感想を

残しているのですが、まさにその感情が今回も出てきてしまっていました。

 

こちらの作品RP・ストーリー重視とあり、さらに読み合わせも多いという作品。

読み合わせが嫌いなわけではありません、事件開始前の読み合わせなどは長すぎなけ

れば楽しいと思っております。

好きではない理由としてはエンディング関係でした。

事件開始前は多くの場合がハンドアウトにある心境だと思っています。

でも、議論をしていくなかでエンディングにたどり着くまでに色々と心境の変化が出て

くると思います、それはそのときのメンバーによって違うと思っています。

エンディング分岐の目安としてミッションでこれを手に入れたらこちら、手に入れられ

なかったらこちらというものはあると思います。

ただ、ある程度は読み合わせだったとしても一部はそのキャラの自由ロールプレイが

ある作品であれば解釈違いを起こすこともないなと思っていました。

 

でも、自由ロールプレイがしたいって言いだすのはTPRGをやっていることも影響

していると思っていて、マーダーミステリーだけやってる人にとって自由ロールプレイ

がハードルが高いと感じる人も多いのかもしれません。

いきなりここで自由ロールプレイしてくださいって言われても……ってなってしまう

方ももちろんいらっしゃると思っています、そういう方は読み合わせである方が気持ち

的にも楽なのかなって。

 

今回、私はキャラの心情を考えたらエンディングの読み合わせが本当に嫌でした。

自分が心境を考えて動かしたキャラクターがいきなり自分から離れていく感じ、あの

流れだったらこれは言わないだろう、こうはしないだろうということが目の前で繰り

広げられていく感じが耐えられなくて。

特にどうしてもこの一文は無理だというところは、読み上げることができなかった。

でも迷惑をかけちゃいけないと思って、頭で理解認識しないようにただ文字を読み

音読していた時間でした、本当に嫌で終わってまだ少しの時間しか経っていないのに

もう覚えていません。

 

あまり~重視という言い方は好きではないのですが、RP・ストーリー重視と言われ

たら、役割を把握して動くことも大事だけれども、ここでいうRPはキャラの心情に

寄り添って動くということが強いのかもしれないと思ったがゆえに、キャラの心情を

考えすぎてこの回の方々が発する言葉を受けてのキャラの心情を考えていたらあの

エンディングのセリフや状態には絶対にならない、私が読み上げているのは誰なんだ

ってなってしまってきつい時間でした。

 

これもあって、エンディングがすごくあっさりしている作品が好きです。

エンディング資料としてはあっさりしているけれど、その後の展開についてはそれぞれ

のプレイヤーの想像でこうかもしれないし、もしかしたらこうかもしれない…みたいに

色々想像できるやつが好みですね。これは私の好みの話なので、そういうのに出会えた

ときは「おっ!これは…!」って密かにテンションがあがります。ただの余談です。

 

ということで、マイナスなことはここまでにして。

どんな人に向いているかは書いておきたいと思います。

エンディングの読み合わせが長いのでその部分は結果はどうあれ脚本として読み上げる

ことが苦にならない方でしたら気にならないと思いますし、読み合わせがそもそも

好きな方も向いていると思います。

あとは重めの話好きな方も向いています。

 

GMは前作の「天使がいた町」のときもGMしてくださったジョンさん。

ジョンさんは前作も今回の作品もすごくお好きなことが伝わってきました。

途中、フォローしてくださるところもあってとてもありがたかったです、自分がどう

しても読めないところなどを。

好きだからこそこのように大変な作品のGMができるのだと思っていました。

ジョンさんのGMは素晴らしかったと思っています。

PLの方々もはじめましての人が多くて、ほとんどの方が話していて苦手だな…って

思うこともなく話せたので、会話という意味ではストレスはなかったです。

この方のロールプレイすごく好きだな………という方もいらっしゃいました、こっそり

思ってて感想戦でも言っておりませんが。

 

ということで、本当に長い時間だったのでお腹が空きましたし、私は食べないとやって

いられないのでこれを書きながらものすごい暴食をしております。

GMのジョンさん、同卓の皆様、長時間お疲れ様でした。ありがとうございました!