7月17日、イマーシブシアターに参加して参りました。
参加した作品はこちら。
西武園ゆうえんちにて開催されている「豪華列車はミステリーを乗せて」です。
西武園ゆうえんち、ものすごく小さいころに家の用事で近くで行ったことはあるという
記憶はなんとなくあるのですが、そのときは車でいったので電車で最寄り駅までいく
のは今回が初めてでした。
私生活であまり電車に乗ることがないので、ここにたどり着くまでがなかなかに大変
だったのと、本当にこれであっているのかという不安と戦いながら目的地へ。
今回、通常運転のソロで参加しているので誰かに頼って目的地までいくことができず
自身でかなり入念に調べていきました。
以前参加された方から降りる駅を間違えると大変なことになるということも伺っていた
こともあり、間違えないように注意しながら向かい無事到着。
西武球場前では日ハムとの試合が行われていました。
西武球場前から西武園ゆうえんちへいく電車が本当にローカル電車で3両しかなく、
人も全然いなくて乗るの怖かったですね、これどこに向かうんだろ……って思いながら
挙動不審に乗り込めば車内に昭和風味のアナウンスがなり、誰もいないなかで陽気な
アナウンス聞くのめちゃくちゃ怖いな…!?
そして西武園ゆうえんちに到着したのですが、大前提として当日向かう前にやっておく
ことが2つあります。
まず、入園のチケットを買うこと、そして「豪華列車はミステリーを乗せて」の日付
指定予約をしてチケットを買うこと。
どちらか片方だけでは遊ぶことができません。
入園チケットは遊園地の相場がどれぐらいかあまりわかっていないのですが、そこそこ
するのではないでしょうか。
そこそこするわりにあまり見るものはありません。
昭和の光景が広がっているので写真撮影は楽しめるかもしれませんが、私が参加した
この日はものすごい猛暑だったので楽しむ余裕はなく。
涼しい場所はレストランぐらいなのですが、どこのレストランもかなり狭く入るまでに
かなり時間がかかりそうな気配を感じました、すごく並んでいる。
みんな涼しい場所を求めますよね、この暑さならば…。
そして、会場のこちらへ向かいます。
黄昏号。
ここの前に待つためのベンチが用意されていますがそこで待つととにかく暑い。
でも他にいくところもないので40分ぐらいはこの場所で待ちました。
ちなみに開始2時間前にはチケットと引き換えてくださいとあるのですが、今回は
16時45分から始まる回を予約しており2時間前というと14時45分なのですが、
結論から言えば2時間前に引き換えなくても入れます。
私は16時5分ぐらいに引き換えにいきました。
天候が過ごしやすいときなら2時間前に引き換えて園内を見て回るのもいいかもしれ
ませんが、夏の間は涼しむところにすぐ入れるわけではありません。
2時間も照り付ける太陽の下で待っていたら間違いなく熱中症になりますので、開始
30分前に園内にいれば大丈夫だと思います。
ただ、いい席がとれなかったりするのかな……どうなんでしょう、そのあたりは初回
参加ですのでわかりませんが、チケットの引き換えのときに座席が決まります。
購入したチケットの画面を見せるとこのようなものを渡されます。
参加した年月日が入っているので思い出にもなる切符。
裏面にアルファベットと数字が記載されておりその番号の席に座ることになります。
ソロ参加だったので購入するときにしっかり見ていませんでしたが、数人で参加される
場合は同じテーブル確約チケットを買わないと分かれてしまうかもしれません。
そして、席は選べません。ですが、席によって見えるシーンはかなり違います。
いろんなシーンから見たいという方はリピートをされる方もいらっしゃると思いますが
前に参加したときと似たような席になる可能性は充分にあります。
また、公演が開始されると同じテーブルの人と話す必要はあまりありません。
というより、キャストの方の演技に集中したくて話すことを忘れるかもしれません。
なので、数人で参加される場合もあえて一人ずつチケットを買って全然違う席から
公演を楽しんで、そのあとあの席ではこういうシーンが見れた!という感想を話し合う
のも楽しいかもしれません。
私は今回H-1の席でした。
全体を観るにはすごく観にくい席ではありました。
が、結構キャストさんが話しかけてくださる席だったと思います。
4人席で3人座り、全員ソロで参加でした。
観劇が始まってからはキャストさんの会話や動きに夢中になっていたので、お話はしな
かったのですが、一緒のテーブルの方がマダミスをされている方だというお話をして
くださって、やっぱりマダミスや謎解きが好きな方が興味を持つんだなぁ~と思い
ましたね、自分を含めて。
会場の列車に乗るときにウェルカムドリンクを一つ手に取り、席に向かいます。
そこそこに量はあります。
最初のうちは写真撮影をしたりアフタヌーンティーをゆっくりと楽しむ時間もあります
が、中盤からは写真撮影禁止になり体感として食べている場合じゃない!という風に
なりますので、ゆっくり食べるというよりはさくさくと食べてしまった方がいいかも
しれません。
また、スペシャルドリンクを頼まれる方は結構な大きさのものがくるので、それと
アフタヌーンティーセットをとなると結構スピーディーに食べていかないと完全に
食べるタイミングを逃すことになるかもしれません。
でも、こういうタイプのものってガツガツとは食べにくいですよね…雰囲気にのまれて
いるからかもしれませんが。
味は特別美味しい!とまではいかずともこれはきつい…というものもなく、万人受け
する味だったと思います。
私はレモンのマカロンとラタトゥイユのパイ詰めが美味しかったな。
さて、ここからやっとイマーシブシアターについての感想を書いていきます。
通常の客席から観劇する舞台とは違い、今回はこの列車そのものが舞台となっており
観客という概念ではなく、キャストから話を振っていただいたり、その流れによっては
「えっ、私がそれしていいの!?」ってこともあるかもしれません。
基本的にキャストの方に促された行動だったらして大丈夫です、むしろ物語が始まった
そのときから「西武園ゆうえんちにきた自分」ではなく「レヴァリエール号に今日
招待された客」という立場になりきって受け答えをすると楽しめます。
ただ、そうは言われてもいきなりそんなことできるかな……ってなる方ももちろん
いらっしゃると思うのですが、そういう方の場合ちょっと困っているとキャストの方が
すっとフォローしてくださるので緊張せずに楽しめる工夫もされていると感じました。
どのキャストさんも本当に素敵だったのですが、立ち振る舞いやキャラ設定が特に
好きだった方は南条五郎さんと長坂太一さん。
そして伊勢奈津子さん。伊勢奈津子さん役の方、すごく姿勢が綺麗で本当にセレブの
オーラが出ていて素敵だなぁと思いました。
南条五郎さんも紳士的で穏やかな口調が格好よかったですし、長坂太一さんはこの
公演で一番私は目で追っていました。なので、とっても嬉しかったですね…!
謎解き公演ではないので、成功や失敗というものはないのですが、考えることはかなり
たくさんありますし、情報量からみても1つの席からの視点という意味でも1回では
全てを知り尽くすというのは難しいつくりになっていました。
公演が終了したあとに、再び写真撮影ができる時間が。
TRPGで背景に使えそうなセットだなぁと思いながら何枚か撮影
車内にバーカウンターのようなものもあり、これはそのカウンター内。
お酒いっぱい並んでいてオシャレ。
本当のバーのカウンター内のずらっとお酒が並んでいるのは圧巻ですね、あまり詳しく
ないですしバーには久しく行っていないですが、絵になる…!
そして帰り道もかなり苦労して、しかも電車が途中で遅れたりしつつハプニングは
あったのですが無事遠い道のりを帰宅いたしました。
楽しい経験ではありましたが、本当に遠くてそして暑かった……!
これは演劇が好きな方にはもちろんですが、TRPGやマダミスを遊んでいる方には
特にオススメしたい公演でした。
素敵な公演をありがとうございました!