9月2日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。
遊んだ作品はこちら。
GoldGrace様製作の「カイジュウヒーロー」です。
(この記事を記述している現在、上記リンク先のあらすじは一部現在の公演と違う
ところもあります)
プレイヤー人数は7人。
場所はふくぶくろさんにて。
ふくぶくろさんに訪れるのはこれで2回目。
ちょっと大きな通りから奥に入ったところに入り口があるのですが、建物の前にこの
看板があったので流石に迷わずに到着することができました。
こちらの作品、本当に正直なところを書いてしまうと「この作品はおそらく遊ばない
だろうな」とは思っていました。
以前から作品自体は知っていたのですが、失礼な話だと承知で書くと魅力を感じません
でした。
作品を遊ぶ前はどうしても印象で「魅力的」「やってみたい」「このキャラ気になる」
などいろいろ感じることはありますが、私はこの作品にそれを感じていませんでした。
というのも、
・ヒーローヴィランものがそもそもそこまで好きじゃない
・タイトルから魅力を感じない(個人の感じ方なので…!)
・キャラデザのくせがあまり好きではない(全体集合絵は好きなのであくまでキャラ
デザがだと思っています)
・なんとなくノリが空回りしそうでついていける気がしない
と思っていたので見送りだろうなと思っていました。
では、なんで参加しているかというとツイッターで残り人数少なく立卓が近いという
ツイートがまわってきて、ちょうどよく空いていたので参加しました。
よくある「この作品ずっと気になっていました!」という動機での参加ではなく、
「時間が空いていたから」という理由で参加、当然ながら期待値が低いところから
始まります。
現地に到着すると本日のGMしもさんが迎えてくださいました。
開始前のテーブルはこんな感じ。
めちゃくちゃ密だな。
そしてオープン公演ということで知ってる方いらっしゃるかな~って周りをちらっと
伺う時間になるのですが、オープン公演でよく遭遇するお二方はじめこの方オープン
公演参加されるんだ!?と思う方や初めてご一緒する方もいらっしゃいました。
個人的には開始前からとても安心するメンバーでした。
そして、遊ぶからには全力で楽しむぞ!!!という気持ちで臨ませていただきました。
結果的に思ったことは、食わず嫌いはよくない。
伝わるかわからないんですけれども「ジョジョシリーズの絵が独特すぎていつもライト
タッチの漫画を読んでいるから受け付けない~……ってしているのもったいない、いい
から読んでみろ!!!」みたいな。
この作品の最大の特徴はクロッシング×マーダーミステリーということ。
他にも何作かクロッシングの作品はあるようですが、私は今回の作品が初でした。
この作品は2作品で1作品として成り立っていて、それぞれのMODEで得た記憶、
アイテム、担当したキャラクターシートの内容をもう1つのMODEに引き継ぐことが
できます。
Aキャラとして遊んで次にBキャラとして遊ぶことになったときにAキャラの記憶や
Aキャラがこういう人物だったということをBキャラとして発言していい、1つ前に
遊んだ作品のことを次の作品でも反映させていいということですからそれは作品を
越えてメタ発言になるのでは…?とメタ発言に厳しい世界なので思うかもしれない
ですが、2つで1つの作品なので大きな作品としては1つと考えれば割り切りやすい
かもしれません。
また、この2つのシナリオはどちらから遊ぶかもプレイヤーが決めることができます。
今回であればHERO-MODEとKAIJYU-MODEがあるのですが、どちらを
先に遊んでもいい。
ただし、先に遊んだシナリオで得たことを引き継げるので議論の展開も変わってくる
ことが予想されます。
キャラに関しては1作品1キャラを選ぶことになるのですが、こちらでこれを選んだ
からこっちではこのキャラでないといけないということはありません。
好きに選ぶことができます。
今回は指差し希望でキャラを決めたのですが、2つとも第一希望をいただけました。
HERO-MODE(面白いぐらいに蛍光灯で目隠し棒みたいなの入ったな…)は
キャラ紹介の時点で、あっ……………これは……………っていろいろギリギリ感はあります。
特撮だったりアニメ好きな方であればクスツとくるところがあるかもしれません。
私が選んだキャラはこちら。
バッターマン1号です。
そんなにヒーローは好きでもないので、ビジュアルでヒーローっぽさが少ないところを
選びました。
ちなみに私は虫は好きなのですがバッタだけは許さないので今思うとなんで選んだんだ
とはなるのですが、いいキャラでした。
続いて、KAIJYU-MODE。こちらの方が私はやっぱり好きですね。
アニメでも悪役を好きになりがちなのでいつも推しは死ぬ……勧善懲悪されると大体
死ぬのでもう慣れてきました。
選んだキャラはこちら。
全体の14キャラのなかでも一番好きなキャラでした。
クインヒドラです!!!
怪獣…ゴジラとかモスラとかと並ぶあの怪獣………そこへのリスペクトを感じるキャラ。
あとキャラデザみてスターオーシャン2のアシュトン思い出したな……。
2つの作品の感想としては、システムとしてはほぼほぼ同じです。
少しだけ進行にも違いはありますが、本当に少しなので。
それでもどちらが好きかと言われたらKAIJYU-MODEでした。
クインヒドラがロールプレイしやすいキャラでしたね、終わるころにはすごい好きな
キャラになっていたので。
そして同卓した方々のロールプレイがすごい方ばかりで。
どのキャラもかなり濃いキャラばかりだったのですが、演技がすごかった。
この作品、それぞれのキャラの役割も大事ですがやりすぎか!?ってぐらいに演技を
した方が盛り上がることには盛り上がります。
始まる前に思っていた「ノリが空回りしそうでついていける気がしない」については、
一人だけノリがおかしかったらそうなりますが全員だったら全然気にしなくなるので!
なんか会場が「この場は恥ずかしがらずにやればそれだけで許される!」みたいな空気
を感じたので始まってからは吹っ切れましたね!
また、マーダーミステリーの要素もありつつ、戦略と運が試されるボードゲームの
ような要素もあります。
私があまりボードゲーム要素があるマーダーミステリーが好みではないのですが、今回
ゲーム要素の部分についても議論をした部分がしっかり関わってくるのでそれほど苦手
意識をもたずに楽しむことができました。
そういった要素が苦手な方でも1人で頑張って考えないと……ということはないので、
気楽な気持ちで、でもやっぱりヒーローとカイジュウの戦いなのでバチバチにバトルの
空気を楽しみにいった方が達成感はあります。
ということで、クロッシング×マーダーミステリー初体験、最初はあまり注目して
いなかった作品ではあったのですが、遊んでみたらめちゃくちゃ面白かった!って
なったのでした。
このシステムで今回みたいに雰囲気が明るめの作品ではなくて激重のものもやって
みたいですね。
やっぱり食わず嫌いはよくない!と強く思いましたし、個人の好みというのはあるので
期待していたけどつまらなかったということもありますが、期待していなかったけれど
楽しかった!面白かった!ってなったとき感じるのは「参加決めてよかった」になる
ので、これからも時間が空いているときはねじ込もうと思います。
万人向けではあるのですが、かなり情報量としては多い(2作品で1作品)なので
情報整理が好きな方、ヒーローもの熱いノリが好きな方、ボードゲームが好きな方には
オススメです。
駆け引きをする場面は多いので、ただただ演技がしたいという方には向いていないかも
しれません。
GMのしもさん、そしてご一緒してくださった皆様ありがとうございました!
またどこかでお会いいたしましたらよろしくお願いいたします!