マーダーミステリー「今夜、イケメンが殺される乙女ゲーム」プレイ感想

9月24日、オフラインでマーダーミステリーを遊びました。

 

遊んだ作品はこちら。

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Lanbelysma様製作の「今夜、イケメンが殺される乙女ゲーム」です。

プレイヤー人数は8名。

場所は浜松町付近某所にて。

 

こちらの作品、発表があったときから乙女ゲーがマダミスになるのか…!?ど、どう

いうことなんだ……?めちゃくちゃ気になる……!とオープン公演を狙おうとしたものの

なかなか成立が難しく、貸切の募集もなかなか見かけず、見かけても予定が合わない

ものだったりFF外で参加条件を満たせていなかったりということもあり、作品を

知ってからかなり時が過ぎました。

そして、いつもお世話になっているフォロワーのズミさんの貸切企画にすごい勢いで

のらせていただきました。

今だからこそですが、すごい勢いでのったので後々性別合わせだということに気づき、

あっ……性別合わせだった……しかし、細けぇことはいいんだよ!!!私は、この作品を

体験したいんじゃ!!!うおおおおおおのりこめええええ(もう乗り込んでいる)と

いうテンションで参加させていただいたのでした。

 

性別合わせということで、いつも以上に実は不安なことがありました。

今回の作品ですが、乙女ゲームならではの要素があるということ…つまり、恋愛的な

感情の理解が必要だということ。

め、めちゃくちゃハードルが高いが~~~~!?!?!?

 

乙女ゲーム、もちろんジャンルとしては知っております。

が、しかし真面目に遊んだことというのはない………本当によこしまな理由でなら遊んだ

ことがあるのですが、あれを遊ぶと言っていいのかと言われると、というところが

あって。

ノベルゲームを数人で集まってつくるということを経験したときに脚本を書くうえで

乙女ゲームを参考に遊んだものが1つ。

そして、友人が遊んでいるものを見ていやいや、そんな展開普通ないだろ……と思った

のが1つ。

また、アンジェリークというゲームをやったのですがあれは私からすると戦略ゲーム

だったな……という感じだったので、ちゃんと乙女ゲーを乙女ゲーとして味わって

遊んだことって……?という感じでした。

 

ですが、ギャルゲーはやっておりまして。むしろ、結構やっていると思う。

つまり、ギャルゲーの攻略対象が逆ということ!という乙女ゲーをしっかりと好いて

いる方に聞かれたら異論をたてられそうなことを思って今回臨んでおります。

あ、あとテニプリ乙女ゲームはやりました。テニプリのゲーム、迷走していて

面白かったな……乙女ゲーとしてというよりなんかトンチキなことが始まってしまった

のだがーーー!?!?!?みたいなノリで遊んでいました。

 

ということで、乙女ゲー完璧!とは言えない状況で臨んだなと思いますが、最初に

述べておきますと乙女ゲー知識がなくても大丈夫です。

知識があれば「あ~~~乙女ゲーあるあるだわ!」みたいなクスッとくるところが

あるかもしれません。

しかし、遊んでいなくても大丈夫。乙女ゲーは難しい専用用語はほぼありません。

……あるのかもしれないですが、認識していないです。

また、今回ご一緒した方々も乙女ゲーやったことない、そういうジャンルがあること

ぐらいしか知らない、実況でちょっとだけ見たみたいなふわっとした感じの方が

多かったので私としてはとても気持ちが楽になりました。
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で、作品の感想としてはマーダーミステリーでした。

何を言ってるんだ…?って思うかもしれませんが、正直なところ私は始まる前は作品に

対して勝手なイメージで「マーダーミステリー作品というよりは乙女ゲームな雰囲気を

楽しむタイプ」と思ってしまっていて、マダミスに個人的に求めている要素の推理、

嘘、駆け引きといったものは少なめの作品という風に考えていました。

 

めちゃくちゃマダミス要素しっかりしていました。

タイトルを見たときに漂うラノベの空気、そこからそういう判断になったのかなとは

思っているのですが、実際はすごくマダミス(語彙力)

こう言ってしまっていいかどうかわかりませんが、私と同じような考えをまだ未プレイ

の方でもっている方いらっしゃるんじゃないかなと思います。

「どちらかというとギャグ寄り作品なのでは…?」みたいな。

そんなことはない。もちろん、乙女ゲームの要素もあります。

ありますが、色々と考えるタイプのマダミスが好きな方も楽しめる要素がある…という

より、乙女ゲームの雰囲気だけ楽しみにきた人はむしろ「な、なんか情報量すごいの

だけれど!?」って困惑するかもしれない。

私は予想をいい意味で裏切られて、マダミスとしてもすごく楽しかったです。

 

ハンドアウトはとても見やすく、どういう役割か、今何をすればいいかという方針も

わかりやすかったため方針がぶれぶれにはなりにくいです。

情報量はハンドアウトもそれ以外も結構多めだったという印象です。

あとは…ハンドアウトが物理的に重たい!鈍器になるのでは…?というぐらいに結構

重さがありました、とても重厚!

 

乙女ゲームの要素としては、がっつりあるキャラとそうでないキャラの差は結構あると

思います。

その差については現地にいってキャラ紹介を見て素直に受け取った感じで察することは

できると思います。

要素味わえるっていっても、ちょっとやっぱり恥ずかしいんだよな……とかある方は

要素そんなになさそうかなというキャラもなんとなく想像はつくと思います。

でも、せっかくですから乙女ゲームの要素味わってみたいなと思った私は、今回、

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主人公を選んでいました、気の迷いすぎる。

でも女性キャラ3人だったらここが一番やりやすいかなと思ったのと単純に興味が

あったこともあり選ばせていただきました。

 

キャラによって役割は結構差があり、忙しい役は忙しいです。

でもその忙しさは楽しい忙しさだと思うので。

主人公をやらせていただいたのですが、なるほど……主人公ってこんな感じなのか!と

驚きと戸惑いと楽しさの連続でした。

普段、他のマダミスでも主人公枠を選ぶことは本当に少ないので、そういう意味でも

貴重な体験ができたと思います。

 

貸切での公演が現状メインみたいなので、なかなか遊ぶ機会としては難易度が高いかも

しれませんが、乙女ゲームが好きな人もそうでなくて普通のマダミスが好きという人も

遊んでほしい作品でした。

製作者の方が乙女ゲームをすごく理解しているんだなということも感じられましたし、

マーダーミステリー要素もしっかりと入れようという気持ちも感じられて、すごく糖度

と濃度が高い作品でもありました。

男女比については確かに合わせてもいいと思いますし、あとは乙女ゲームが全員好き

ならば全員同性で遊ぶというのも楽しいかもしれません。

普段あまり性別固定せずに遊ぶ方なので、こういう言及はしない方ではあるのですが、

今回は作品の要素としては性別を考えてメンバーを決めるのもよいのかなという印象を

抱きました。

 

GMは星乃圭吾さん。

すごくお声が聞き取りやすくて、進行もスムーズでした。

作品をすごく大事にされているというのを強く感じましたし、ネタバレにならない

ように言うならば「この作品は星乃さんも作品の一部で外せない」って思いました。

終わったあとの解説もプレイヤーに疑問点が残らないようにたくさんしてください

ましたし、質問にも丁寧に回答していただいてとてもプレイ中も解説及び感想戦

とても楽しい時間でした。

 

GMの星乃さん、そしてプレイヤーの皆さんと今回の作品をご一緒できたことがとても

嬉しいです。

皆さんすごいハマり役で、すごくたくさん笑ったなぁと振り返っていて思いました。

マダミス、結構シリアスな作品だと感想戦になるまで笑うことがなかったりもするの

ですが、今回は本当に自然と笑っていたりもあって感情を動かされたと思っています。

本当にありがとうございました!

またご一緒る機会がありますと嬉しいです。