マーダーミステリー「闇を彷徨いて嗤う」プレイ感想

3月9日、オフラインでマーダーミステリー公演に参加いたしました。

 

遊んだ作品はこちら。

asokuro.com

夜のくろうさぎ様製作の「闇を彷徨いて嗤う」です。

プレイヤー人数は5~8人。

場所はあそびばくろうさぎ西早稲田駅店さんにて。

 

最初に書いてしまうのですが、私はこの作品はつまらないと思ってしまった。

(もちろんその場では楽しんでいた方もいらっしゃったので言ってませんが)

でも、遊びにいく前は楽しもうという気持ちでいっているので、なんでつまらないと

思ってしまったかについて書いていこうと思います。

全てが全て受け付けなかったわけではなくこの部分はよかったというところもあり

ますし、こういう方は楽しめるというのもあるのでそれも書いておきます。

 

ちなみに、楽しかったかつまらなかったかが同卓したプレイヤーによって左右される

ときもまぁありますけれど、今回はそこまで影響はしていないです。

4人ぐらいのグループのところもありませんでしたし、ご一緒して楽しい方がほとんど

でした。

一部この人のプレイスタイルや発言ちょっと苦手だなという方も数名いらっしゃった

のはありますが、それが影響してなくても感想としては上記のところにいきついて

いたと思います。

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まず、つまらなかったと思った一番の要因はリアルマーダーミステリーに慣れたことが

あるのかなと思っています。

このリアルマーダーミステリー、実際に自分がキャラクターとして行動してそこで

見たもの聞いたものを推理としてとりいれることができるというもの。

行動のなかで例えばですが何かを盗んだり何かを破壊したり場合によっては殺人を

起こしていたりする可能性だってあります。

このシステム、初めて遊んだときはすごっ!!!って私も思いましたし、楽しい!!!

って思ったのです。初めてのものに触れて「こんなのみたことない!はじめて!

楽しい!!!」という単純な感情です。

ところが、プレイヤーとしては回数を重ねるとだんだんと慣れてきて難易度に差が

あったとしても、基本的なシステムが同じなために作業感がすごい。

また、リアルマーダーミステリーではあるけれど、キャラとしての役割を考えるより

誰がどこにいて何をしているかということばかり注視してしまうことになりやすい

です、キャラクターはわかっていなくてもプレイヤーはその後に話し合いなどがある

マーダーミステリーだと思っているのでプレイヤーとして周りを見ることや聞くことに

集中してしまって会話らしい会話をすることがない、しかも時間が大分短い。

なんというか、記憶力を試される時間を過ごしている感じでその場面を体験している

というものとは離れているなと回を重ねるごとに思うようになってしまいました。

その世界を実際に動いて体験をしているわりにリアルは薄い、プレイヤーとして行動

している感覚がすごく強いです。

 

そしてもう一つ、キャラクターのハンドアウトが全体を通して薄っぺらいなとどう

しても思ってしまう。

キャラクターの名前を自分のプレイヤー名だったり自分で作った名前をあてるのですが

キャラの画像を選んだあとに配役アンケートがありそれによってハンドアウトが配布

されます。

なので、開催された回によってキャラのビジュアルとハンドアウトの中身が全然違う

ようになっています。

これって、好きな画像のキャラを選べる、アンケートで答えた内容から確実にではない

ですが、これはな~……みたいなものが配られにくい(それを防ぐためにアンケートを

していると思っているので)のですが、キャラの個性というものについてはほとんど

ありません。

ということは自分でキャラ付けをすればキャラができあがるのですが、それをロール

プレイのなかで出せるほど時間は多くないです。

なので、キャラ画像は選べるけれど正直なところ飾り感は否めない。
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こういう感じのAIで生成したキャラ画像があり選択をします。

全体的に顔がいいです!

 

そして最後に。

これがある限りリアルマーダーミステリー今後面白かった!って言えるかなぁって

思っているものがあるのですが、人数可変なこと。

これについては前も記述したのですが、5~8人ということは5人いれば成り立つ

ようになっています。

あとの3人はいれば人の動きも多くなるので見聞きすることが増えるという要素では

ありますが、いなくても成り立ってしまう。

そしてそのいなくていいキャラというのがゲームが終わったあとではなくゲーム中に

なんとなく察します。

人数固定にしてもう少しキャラに対して行動理念などを深掘りしたり、議論をする

時間や情報の提示の仕方も調整があった方が楽しめるんじゃないかなと思いました、

あくまで私が感じたことですが。

 

ただ、いい点もある……というか、これがいいと思う人もいるということもあるので、

それを記述しておきます。

あまり深くキャラのことを考えなくていいので、いわゆるロールプレイはできても

演技部分をするのが苦手という方は演技しなくても全然大丈夫です。

議論時間については人狼ゲーム得意な方は相性よさそうだなと思いました。

逆に人狼ゲーム苦手な方はつめられると結構きつくなる可能性もある。

あと、リアルマーダーミステリーを初めて体験するときはこういうの初めてだ!って

なる率はとても高いので楽しめるのではないかなと思います。

 

あと、今回の作品はクトゥルフ神話がモチーフになっております。

もちろんプレイヤー知識を使うことは禁止ですが、自分が知っているものが関わって

いるというだけでもやってみたいなと思う方はいらっしゃると思います。

普段クトゥルフ神話TRPGで遊ばれている方も楽しいと思う方はいらっしゃるかも

しれません。

貸衣装としてマントを着用することになります、最後にそれを着用したまま記念撮影を

することになります、思い出にはなりますね!

 

……という感じなのですが、つまらなかったと書いたなかに慣れてきたことがそう思う

要員ならなんでまたリアルマーダーミステリーに足を運んだんだという感じですが、

それはずばりこのキャラのビジュアル目当てでした。

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SNSの感想投稿で偶然目にしてまぁもう大好きだったんです、ロールプレイをしたい

と思える外見すぎて!!!

ちなみにちょっとだけ話題にも出したのですが私はベートーヴェンの顔はものすごく

好きです!!!

配役希望が被ってしまって、いや、もう本当写真だけ撮れればいいので!!!って

お話をしつつ、このキャラ以外だったら正直なんでもいいなぐらいの気持ちできていた

ので、最終的に譲っていただけることになりました…!本当にありがとうございます。

スマホの待ち受けにセッティングしました。

前もリアルマーダーミステリーのキャラを待ち受けにしたんだよな……顔がいい。

 

そんなよこしまな理由で参加しておいて、感想がつまらなかったってお前ぇ……!って

感じだとは思いますが、私はそうだったのですが上記にも記述したとおり、楽しい!

って思うことができる方は一定数います!!!

それこそ貸切で全員知っている人同士でガチガチにキャラの個性もそれぞれが固めて

演技しつつ議論したりすれば世界観にしっかりと入ることもできると思います。

 

あそびばくろうさぎさん、駅ナカでとてもアクセスもいいですしクトゥルフ神話

神様のイメージカクテルも堪能できますし、とにかくクトゥルフ神話TRPGを遊ば

れている方にはオススメできる要素も多いので店舗さんとしてはオススメの店舗さん

です!

 

GMさん、ご一緒してくださった皆様、ありがとうございました!

またどこかでお会いいたしましたらよろしくお願いいたします。